文教堂ＧＨＤ、上期経常を一転40％増益に上方修正、通期も増額

　文教堂グループホールディングス <9978> [ＪＱ] が4月12日大引け後(15:30)に業績修正を発表。21年8月期第2四半期累計(20年9月-21年2月)の連結経常利益を従来予想の9000万円→2億2600万円(前年同期は1億6100万円)に2.5倍上方修正し、一転して40.4％増益見通しとなった。
　上期業績の好調に伴い、通期の連結経常利益も従来予想の2億3000万円→3億5000万円(前期は3億5800万円)に52.2％上方修正し、減益率が35.8％減→2.2％減に縮小する見通しとなった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　第2四半期（累計）　売上高につきましては、「鬼滅の刃」や「呪術廻戦」などの話題の作品が牽引し、コミックを中心に好調に推移いたしました。また、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による、いわゆる巣ごもり需要の影響により、予想を上回りました。営業利益及び経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、事業構造の改革による店舗の効率運営、人材再配置等の実現により販売費及び一般管理費はおおむね計画通りとなりましたが、売上高の増加により売上総利益が増加し、予想を上回りました。通期　通期の売上高につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響が不透明であること、また、過去のオリンピック開催年には書籍雑誌の出版点数が減少し売上が抑えられえる傾向にあり、当期の開催が不透明だった東京オリンピック・パラリンピック開催の影響により当初予想では見込んでいなかった下振れリスクに加え、当第2四半期の修正により通期も修正となる見込みであります。