ＦＥＳＣＯが反落、１２月中間期が従来予想上回り営業増益で着地も利益確定売り先行

　ファーストエスコ<9514.T>が反落。５日の取引終了後に発表した第２四半期累計（７～１２月）連結決算は、売上高３５億１１００万円（前年同期比６．４％減）、営業利益７億３１００万円（同７．７％増）、純利益５億８６００万円（同２６．６％減）と、従来予想の売上高３３億円、営業利益６億３０００万円、純利益４億５０００万円を上回り、減益予想から一転して増益で着地したが、１５年６月期通期業績予想は、売上高７０億円（前期比８．２％減）、営業利益１３億４０００万円（同１４．７％減）、純利益１２億円（同２４．２％減）の従来予想を据え置いており、営業利益で１６億円強を見込んでいた市場予想を下回ることが悪材料視されているほか、前日まで４連騰していたことから利益確定売りが出ているようだ。
　なお、上期は省エネルギー支援サービス事業はオンサイト自家発電事業の燃料調達を顧客自らが実施する方法に変わったため、これに関するエネルギーサービス売り上げが減少したが、一方でグリーンエナジー事業で、同社グループ発電所の稼働が順調に推移したことが売上高・利益を押し上げたという。

ＦＥＳＣＯの株価は９時５１分現在７００円（▼１１９円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）