ゼンリンが堅調、３Ｄ都市モデルデータをゲーム開発企業などに提供

　ゼンリン＜9474.T＞が堅調。同社は２７日、国内主要都市の街並みを再現したリアルな３Ｄ都市モデルデータを制作し、９月２日からゲーム開発企業などに提供を開始することを発表した。
　同社はこれまでゲームなどの開発を手掛ける企業に地図データなどを提供。地図とエンターテインメントの融合に可能性を見出し、ゲーム開発イベントなどで限定的にデータを提供するなど、開発者の支援をしてきた。このような活動を通じて、改めてゲーム開発における地図の有用性を確認できたことを踏まえ、カーナビゲーション向けとして独自フォーマットで整備してきた３Ｄ地図データを、汎用性の高いフォーマットに変換し、主にゲーム開発企業をはじめ、シミュレーション関連企業に「３Ｄ都市モデルデータ」として提供していくもの。ゲーム開発企業やシミュレーション関連企業からの受注拡大が期待される。

ゼンリンの株価は１３時２７分現在１２０６円（△３円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）