文溪堂、前期経常を28％上方修正、配当も11円増額

　文溪堂 <9471> [名証Ｍ] が5月8日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の8.8億円→11.2億円(前の期は12.1億円)に27.7％上方修正し、減益率が27.5％減→7.4％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の9.5億円の赤字→7億円の赤字(前年同期は6.8億円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の40.6円→51.6円(前の期は56.2円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高につきましては、小学校・中学校図書教材ともに季刊物教材の受注増を見込んでおりましたが、予想を下回り減収となる見通しであります。　利益面につきましては、原材料の高騰による売上原価の増加を見込んでおりましたが、予想を下回りました。また、売上減に伴う荷造運搬費などの減少により、販売費及び一般管理費が減少し、営業利益、経常利益及び当期純利益が増益となる見通しであります。　　

　　上記の基本方針に基づき、本日公表の通期個別業績予想を踏まえて、期末配当金につきましては、当初予想に対して１株当たり11円を増額し31円30銭となる予定であります。　　（注）上記の予想につきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。