朝日放送ＧＨＤが大幅続伸、スポット収入好調で１９年３月期業績及び配当予想を上方修正

　朝日放送グループホールディングス<9405.T>が大幅続伸している。前週末８日の取引終了後、１９年３月期の連結業績予想について、売上高を８１０億円から８２０億円（前期比１．２％増）へ、営業利益を２７億円から４０億円（同５．９％減）へ、純利益を２７億円から３５億円（同３０．０％増）へ上方修正したことが好感されている。

　主力の放送事業で、テレビスポット収入をはじめとする放送事業収入が想定を上回ったことが要因。加えて、代理店手数料の減収など費用削減を図ったことも寄与した。

　また、業績予想の修正に伴い、従来１０円を予定していた期末配当を５円増額して１５円にするとあわせて発表しており、これも好材料視されている。年間配当は２５円となり、前期実績に対しては５円の増配になる予定だ。

　なお、同時に発表した第３四半期累計（１８年４～１２月）決算は、売上高６１０億５８００万円（前年同期比０．４％増）、営業利益２９億７００万円（同３．８％増）、純利益２８億９５００万円（同５４．１％増）だった。

出所：minkabuPRESS