東証1部の出来高は4月2日(9億5000万株)以来の10億株を下回っている。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1500を上回っており、全体の7割を超えている。セクターではその他製品、不動産、パルプ紙、石油石炭が小じっかりな半面、非鉄金属、倉庫運輸、金属製品、海運、卸売、情報通信が冴えない。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>が下支えする一方で、ユニファミマ<8028>が重石となった。
夏休み明けから商いが増えると期待されていたが、出来高は4月以来の10億株割れと、依然として参加者は限られているようである。もっとも、対中追加関税の公聴会とジャクソンホール会議という2大イベントを控えていること、トルコが休場となることから、機関投資家も手掛けづらいところであろう。
一方で、マザーズ指数は安値圏で取引を終えているものの、AppBank<6177>、モブキャスト<3664>、駅探<3646>、UUUM<3990>、グレイス<6541>、エムビーエス<1401>、GTS<4584>、ALBERT<3906>、データセクション<3905>、ファイズ<9325>などには短期資金が集中している。物色対象に広がりは見られないものの、値動きの強い銘柄や材料のある銘柄などへは、個人の資金が集中する展開が続きそうである。
<AK>
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