毎コムネットが高値更新、上期営業利益が修正値上回る

　毎日コムネット<8908.T>が続伸し昨年来高値を更新している。９日の取引終了後に発表した第２四半期累計（１９年６～１１月）連結決算が、売上高９２億６００万円（前年同期比１０．０％増）、営業利益８億９７００万円（同３４．６％増）、純利益５億８２００万円（同３６．６％増）と大幅増益となり、１１月２９日に発表した修正予想値の営業利益８億６８００万円を上回って着地したことが好感されている。

　不動産マネジメント部門で管理物件の稼働が順調に推移していることに加えて、不動産デベロップメント部門で物件の規模が大きく売却額が増加したことが牽引した。また、人材ソリューション部門で、企業の旺盛な新卒採用活動による売り上げ増加や、経団連の「採用選考に関する指針」（いわゆる就活ルール）の廃止に伴い企業の採用活動が例年より前倒しとなっていることも寄与した。

　なお、２０年５月期通期業績予想は、売上高１９１億２０００万円（前期比９．８％増）、営業利益２１億３０００万円（同４．７％増）、純利益１３億４０００万円（同７．２％増）の従来見通しを据え置いている。

出所：MINKABU PRESS