ウッドＦ、今期経常を一転17％減益に下方修正、配当も45円減額

　ウッドフレンズ <8886> [ＪＱ] が4月10日大引け後(15:00)に決算を発表。19年5月期第3四半期累計(18年6月-19年2月)の連結経常利益は前年同期比28.5％減の5.2億円に減った。
　併せて、通期の同利益を従来予想の13億円→8.9億円(前期は10.7億円)に31.5％下方修正し、一転して17.4％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した12-5月期(下期)の連結経常利益も従来予想の9.3億円→5.2億円(前年同期は6.8億円)に44.1％減額し、一転して24.1％減益計算になる。

　業績悪化に伴い、期末一括配当を従来計画の140円→95円(前期は120円)に大幅減額修正した。

　直近3ヵ月の実績である12-2月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比55.2％減の1.5億円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の3.9％→2.9％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（連結業績予想）　個別業績予想の修正に加え、住宅販売を行う連結子会社の業績が前回発表予想値を下回ることにより、売上および利益が計画を下回る見込みです。（個別業績予想）　愛知県内での戸建住宅市場の競争が想定以上に厳しく、戸建住宅の販売戸数が当初計画を下回る見込みであることに加え、当期に予定していた収益型不動産の売却に遅れが生じており、売上および利益が計画を下回る見込みです。

　　当社は、株主尊重の意義の重要性を念頭に、株主への利益還元を経営の最重要課題のひとつと捉えております。業績の動向や経営環境等を総合的に勘案し、将来の事業展開に備えて財務体質の強化のため必要な内部留保と、バランスの取れた還元を実施する方針であります。　2019年５月期の期末配当予想につきましては、今回、通期業績予想を修正することに伴い、１株当たり95 円に修正させていただきます。この結果、連結配当性向は24.7％となる予定であります。