東京株式(大引け)=63円安、3日続落も値上がり銘柄数が値下がりを圧倒
大引けの日経平均株価は前日比63円62銭安の2万2694円45銭と3日続落。東証1部の売買高概算は16億6682万株、売買代金概算は2兆6593億3000万円。値上がり銘柄数は1362、対して値下がり銘柄数は606、変わらずは83銘柄だった。
きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウが連日の最高値更新と強調展開を続ける一方で、為替が1ドル=112円台半ばと円高に振れ、主力株中心に向かい風が意識された。前日のFOMCでの利上げは織り込み済みだったが、会合後に来年の利上げペースが緩やかになるとの見方が強まり、ドル売りの動きを誘った。中国での金融引き締めの動きも買い手控えムードにつながったとの見方もある。もっとも、値がさ株や銀行株が売られたことで日経平均やTOPIXは軟調だったが、値上がり銘柄数は1300を超え、値下がり銘柄数を700以上も上回るなど、実質的には圧倒的に買い優勢の地合いだったといえる。大型株が売られる一方で、小型株に投資資金が集中した。
個別では、SGホールディングス<9143.T>が売買代金トップで値上がり率も2位となった。SUMCO<3436.T>が堅調、パナソニック<6752.T>も買い優勢だった。モリテック スチール<5986.T>、セレス<3696.T>が値を飛ばしたほか、イマジカ・ロボット ホールディングス<6879.T>、カチタス<8919.T>も大幅高。リンクアンドモチベーション<2170.T>、ツガミ<6101.T>なども物色人気を集めた。
半面、任天堂<7974.T>が売られ、ソフトバンクグループ<9984.T>も軟調。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクも利食われた。愛眼<9854.T>が急落、楽天<4755.T>も大きく値を下げた。SOMPOホールディングス<8630.T>が安く、KLab<3656.T>、ジャパンベストレスキューシステム<2453.T>なども下落した。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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