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日経平均は反発、目立った売り材料見当たらず押し目買い優勢

配信元:フィスコ
投稿:2022/12/26 15:25
日経平均は反発。先週末23日の米株式市場でNYダウは反発。前日までの流れを引き継ぎ売りが先行したが、取引開始後の売りが一巡すると買い戻しの動きも見られた。注目された11月PCE(個人消費支出)コアデフレータは連邦準備制度理事会(FRB)のタカ派姿勢を和らげるほどではなく、根強い景気後退への懸念から上値が重い展開となった。また、長期金利の上昇がハイテク株の重しとなった。主要指数が上昇した米株式相場を受けた今日の東京市場は買いが先行した。取引開始後に日経平均は上げ幅を拡大し、その後はやや伸び悩む場面があったが、目立った売り材料は見当たらず、下値を売り急ぐ動きは見られなかった。午後も概ね底堅く推移したが、朝方につけた今日の高値には届かなかった。

大引けの日経平均は前日比170.62円高の26405.87円となった。東証プライムの売買高は8億2050万株、売買代金は1兆7793億円だった。セクターでは鉱業、非鉄金属、鉄鋼などが上昇。一方、電気・ガス業、保険業、銀行業などが下落した。東証プライムの値上がり銘柄は全体の57%、対して値下がり銘柄は37%となった。

個別では、レーザーテック<6920>日産自<7201>、ファーストリテ<9983>、ディスコ<
6146>、信越化<4063>ダイキン<6367>大阪チタ<5726>が高く、INPEX<1605>などエネルギー関連株、住友鉱<5713>など非鉄株、日本製鉄<5401>など鉄鋼株、芝浦機<6104>機械株、三井物<8031>など商社株、東エレク<8035>など半導体関連株、邦チタニウム
<5727>など航空機関連株、三菱重<7011>など防衛関連株が上げた。個別の材料では、22年12月期業績予想を上方修正したイトーキ<7972>、22年12月期業績と配当予想を上方修正したパイロット<7846>、自社株買いを発表した東京綱<5981>、おきなわFG<7350>、セカンドストリートが米国20店舗の出店を達成すると発表したゲオHD<2681>、マレーシアでLNGを洋上生産プラントを共同受注したと報じられた日揮HD<1963>、3年ぶりに自社株買いを再開する方針と報じられた出光興産<5019>が買われた。

一方、HOYA<7741>、日本電産<6594>、F&LC<3563>が安く、東京海上HD<8766>など保険株、三井住友<8316>など銀行株、東電力HD<9501>など電気・ガス株、が下げた。個別の材料では、23年5月期業績予想を下方修正したニイタカ<4465>、11月の売上高が前年比2.6%増と10月の同8.0%増から伸び悩んだミスミG<9962>が軟調な展開となった。 <SK>
配信元: フィスコ

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