オリバー、今期経常を18％上方修正、配当も7円増額

　オリバー <7959> [名証２] が9月2日大引け後(15:30)に決算を発表。19年10月期第3四半期累計(18年11月-19年7月)の連結経常利益は前年同期比10.3％減の19.1億円に減った。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の19.5億円→23億円(前期は23.7億円)に17.9％上方修正し、減益率が17.8％減→3.0％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した5-10月期(下期)の連結経常利益も従来予想の4.2億円→7.7億円(前年同期は7.1億円)に82.2％増額し、一転して9.0％増益計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の46円→53円(前期は40円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である5-7月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比17.9％減の3.8億円に減り、売上営業利益率は前年同期の6.2％→5.2％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　第３四半期連結累計期間の家具・インテリア事業において、建設費の高騰等による医療・福祉施設の新築案件や大規模リニューアル案件の減少があったものの、大型宿泊施設の新築案件や働き方改革を背景にしたオフィス移転・改装案件の受注が順調に推移したこと及び原価低減に努めたため、売上高、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は、いずれも増加する見込みです。

　　当社は、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要な政策と位置づけ、経営基盤および競争力の強化のため必要な内部留保に努めるとともに、経済情勢、業績推移、今後の事業展開などを総合的に勘案しつつ、連結配当性向30％以上を目途とした配当を行うことを配当の基本政策としております。　当期の配当金につきましては、業績予想等を勘案し、2019 年３月４日に公表しました前回予想から期末配当金を１株につき７円増配し、１株当たり38 円といたします。これにより、１株当たり中間配当金15 円と合わせた年間配当金は１株当たり53 円となります。※上記の業績予想及び配当予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。