タムロンは続伸、前提為替レート見直しで１７年１２月期営業利益予想を上方修正

　タムロン<7740.T>は続伸。４日取引終了後、１７年１２月期の連結業績予想について、営業利益を３２億円から３６億円（前期比５２．４％増）へ、純利益を２２億４０００万円から２６億１０００万円（同７６．１％増）へ上方修正したことが好感されている。

　上期に、自社ブランド交換レンズで主要市場の欧州での販売が低迷したことから、売上高は６２５億円（同４．３％増）で据え置いたが、原価低減や販管費の削減に注力したことに加えて、前提為替レートに対し円安ユーロ高で推移したことで利益面は上振れて推移していることが要因。また、第３四半期以降の前提為替レートを１ドル＝１０５円から１１０円へ１ユーロ＝１１３円から１２５円へ見直したことも考慮したという。

　なお、同時に発表した第２四半期累計（１～６月）決算は、売上高２６９億１２００万円（前年同期比１１．８％減）、営業利益１１億７７００万円（同１４．５％減）、純利益９億１２００万円（同２．４％減）だった。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）