「円高メリット」が2位、為替介入に備え関連株をマーク<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「円高メリット」が2位に浮上している。
3日の外国為替市場で円相場は大きく乱高下した。日本時間午後11時過ぎ、約1年ぶりに心理的節目となる1ドル=150円の円安水準に乗せた直後、わずか数分で一気に円高に振れ瞬間的に147円台まで急上昇する場面があった。足もとでは落ち着きを取り戻し、149円台で推移している。
150円乗せ直後の円高方向への急激な値動きについて、マーケットでは政府・日銀が円買い為替介入に動いたのではとの観測も出ている。日米金融政策の違いによる金利差拡大を背景に円安の流れに大きな変化はないとみられているが、一方で昨年10月の32年ぶり安値(151円94銭近辺)更新が視野に入るなか為替介入への警戒感は一段と強まっている。こうしたなか、株式市場では「円安メリット」が関心を集めるのと同時に、この先為替介入で大きく円高に振れる場面に備え「円高メリット」に注目する動きもあるようだ。
ニトリホールディングス<9843.T>、ワークマン<7564.T>などの小売りセクターをはじめ、紙・パルプの王子ホールディングス<3861.T>や日本製紙<3863.T>、電気・ガスの東京電力ホールディングス<9501.T>や関西電力<9503.T>、東京ガス<9531.T>などが円高メリット株として注目される。このほか、日本航空<9201.T>など空運株、ニチレイ<2871.T>やマルハニチロ<1333.T>など食品株をマークしておきたい。
出所:MINKABU PRESS
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