<動意株・23日>(大引け)=ダイセキS、ベイカレント、さくらインターなど
ベイカレント・コンサルティング<6532.T>=続急伸。同社は総合コンサルティング事業を展開しているが、IT投資などに絡むデジタルトランスフォーメーション(DX)関連の需要が好調。特に、RPAやAIなど業務効率化に関するプロジェクトの引き合いが強いようだ。大手証券からは、20年2月期の連結営業利益は会社予想51億円に対し61億円への増額修正を予想する見方も出ている。
さくらインターネット<3778.T>=急動意。上値抵抗ラインとなっていた640円ラインを大陽線で抜けた。ホスティング・クラウド中心にデータセンター運営を手掛けるが、AI・IoT分野への取り組みに傾注する構えをみせ、企業のデジタルトランスフォーメーション需要を取り込む。エドテック分野も深耕、NTTデータ<9613.T>とは教育機関向けクラウド型ホームページ運営サービスで協業している。19年4~6月決算は専用サーバーサービスやクラウドサービスの案件が増勢で営業利益は前年同期比2.8倍の3億1200万円と絶好調。通期計画の7億2000万円(前期比27%増)は増額修正含みだ。
日本システムウエア<9739.T>=急反発。21日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)連結業績について、売上高が176億円から184億8000万円(前年同期比10.3%増)へ、営業利益が14億8000万円から18億7000万円(同32.7%増)へ、最終利益が10億円から13億円(同36.3%増)へ上振れて着地したようだと発表した。企業のIT投資需要の拡大を背景に、ITソリューション事業やサービスソリューション事業が好調に推移したことに加えて、高採算案件の検収があったことが売上高・利益を押し上げた。
小田原機器<7314.T>=ストップ高。同社はバスの運賃収受器や精算システムなどを主力展開するが、21日取引終了後、交通系ICカード決済に特化した新型運賃箱を開発し、日立自動車交通に初納入したことを発表、これを材料視する買いが集中する格好となった。株価は8月中旬以来、600円台前半の底値圏でもみ合いを続けていたこともあって、値ごろ感も働いた。
エーザイ<4523.T>=ストップ高。22日、米バイオジェンと共同開発するアルツハイマー型認知症治療薬「アデュカヌマブ」を米食品医薬品局(FDA)に承認申請する予定にあることを発表、これが株価を強く刺激する格好となっている。前日の米株市場ではバイオジェンの株価が急騰しており、これを引き継ぐ形で同社株にも投資資金が集中している。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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