東京株式(前引け)=円高嫌気で続落、前場後半は下げ渋る
きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場でNYダウが安かったほか、外国為替市場で急速な円高が進んだことで売りが優勢。日経平均は一時160円強の下げで1万8650円前後まで下押したが、前場後半はドルが買い戻されるのを横目に下げ渋った。英国のEUからのハードブレグジット(強硬離脱)に対する懸念や、トランプ次期米大統領の保護主義的な政策に対する警戒感が改めて浮上している。下値では値ごろ感からの押し目買いも観測される。
個別では三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクが軟調、ソニー<6758.T>も冴えない。ブリヂストン<5108.T>も売りに押された。タカタ<7312.T>、トランザクション<7818.T>などが安く、大陽日酸<4091.T>も売られた。半面、東芝<6502.T>が上値指向となるほか、信越化学工業<4063.T>も堅調、三井不動産<8801.T>が買い優勢となり、新日鉄住金<5401.T>など鉄鋼株の上げも目立つ。日本水産<1332.T>も高い。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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