ストップ高。ゴールドマン・サックス証券では投資判断を新規に「買い」、目標株価を8000円としている。EUV露光プロセスにおける生産性向上を可能にするマルチビーム描画装置で世界トップシェアを誇り、半導体の微細化進展、EUVプロセスの適用拡大の恩恵を大きく受ける可能性が高いと評価しているようだ。「次のレーザーテック銘柄」と位置付けている。
黒谷<3168>:895円(+41円)
大幅続伸。前日に上半期の決算を発表、営業利益は14.4億円で前年同期比3.9倍となっている。従来計画の2.3億円を大幅に上回る着地となった。つれて、通期計画は従来の4.4億円から20.7億円、前期比3.2倍にまで上方修正している。販売数量が順調に増加したほか、主力取扱商品である銅の価格が前年比で大きく上昇し、マージンの改善も図れているもよう。高い進捗率から、通期業績にはさらなる上振れ期待も。
イージェイHD<2153>:1183円(+98円)
大幅反発。前日に発表の第3四半期決算が買い材料視されている。累計営業損益は4億円の赤字となっているが、前年同期比では11.2億円の損益改善となっている。12-2月期は6.4億円の黒字で同約20倍の水準に。総合建設コンサルタント事業が順調に売り上げを拡大させている。同社は第4四半期に売上高が偏重する傾向が強く、最盛期の第4四半期に向けての期待感が高まる形のようだ。
フィルカンパニー<3267>:2537円(+286円)
大幅反発。前日に第1四半期決算を発表、営業損益は1.5億円の赤字となったが前年同期比では0.7億円の損益改善となっており、上半期予想は従来の0.8億円の黒字から2億円の黒字に上方修正している。「請負受注スキーム」の下期の竣工予定案件の一部が前倒しとなったほか、初期テナント誘致に係る保証料が減少したもよう。また、発行済み株式数の2.85%に当たる16.5万株、5億円を上限とする自己株式の取得実施も発表している。
Jフロント<3086>:973円(-91円)
大幅反落。前日に21年2月期の決算を発表している。事業利益は24億円、3月25日に発表した修正値の水準で着地。一方、22年2月期は185億円の計画であるが、市場予想は60億円程度下回る水準となっており、マイナス視される形となっているもよう。販管費計画などが市場想定との相違とみられている。なお、中期計画では、24年2月期に440億円を想定しており、コロナ前水準への回帰を見込んでいる。
川崎地質<4673>:2800円(+430円)
大幅に4日続伸。21年11月期第1四半期(20年12月-21年2月)の営業損益を2.19億円の黒字(前年同期実績は1.54億円の赤字)と発表している。繰越業務が順調に完成したことに加え、売上原価が低減したことから利益が拡大した。通期予想は前期比4.6%増の1.80億円の黒字で据え置いた。第1四半期時点で既に上回っており、投資家から好感されているようだ。
アララ<4015>:1847円(+104円)
大幅に8日ぶり反発。21年8月期第2四半期累計(20年9月-21年2月)の営業利益を2.60億円と発表している。前年同期比増減率は非開示。スーパーマーケットを中心にキャッシュレスサービスの需要が堅調に推移した。通期予想は前期比92.2%増の2.63億円で据え置いた。進捗率は98.9%に達しており、上方修正が期待できるとの見方から買いが広がっているようだ。
マネーフォワード<3994>:4660円(+395円)
大幅に続伸。21年11月期第1四半期(20年12月-21年2月)の営業損益を0.80億円の黒字(前年同期実績は6.31億円の赤字)と発表している。バックオフィス向けの業務効率化クラウドソリューションでリモートワーク需要や確定申告需要を取り込み、新規ユーザーが順調に増加した。新規サービスのマネタイズ強化なども黒字転換に寄与した。通期予想は11.96億円の赤字-7.96億円の赤字(前期実績28.04億円の赤字)で据え置いた。 <ST>
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