チャート妙味。
同社の直近の株価推移を確認すると、短期間の上昇率は30%も見直し買いによって値を戻しているところ。
最近の業績で好調だった18年6月期の株価は、950円付近の評価であった。そのことを勘案すると現状株価は評価の戻しの道の途上であることが見て取れる。
こうした相場のグレートローテーションの胎動を促すものは、たとえば5Gの実用化の接近や、米アップルの高機能カメラとリーズナブルな価格設定が好評のiPhone11シリーズの増産、韓国サムスンがガラケーのような縦折りスマートフォンを2020年年初に発表する見通しとの海外ニュースが報じられている。
以上のことから半導体関連市場全体が業績面の最悪期から底打ちのタイミングに移行しつつある感触がある。
また同社の柱のひとつである自動車電装部品についても、EVシフト、目前の自動運転技術の普及など、需要増加のフォロー要因が多数待ち受けている。
需給面においても、信用倍率0.64倍の売長状態から買い戻しは中長期的に進んでいく期待。