【売り】ミツミ電機：勝率62%の売りシグナル、急上昇による年初来高値更新

要旨

やや売り材料があるなかで、1日の急上昇はやや過激な印象。統計的にも売りが強い状況ですから、短期的な調整を期待して攻めます。

ミツミ電機株式会社とは？

電子部品メーカー。電機・通信機器部品を販売。中国などの海外にて生産拠点を展開している。

最近のトピック

8月7日に決算を発表。15年3月期1Q（4〜6月）の連結経常損益は37.9億円へと赤字幅が拡大したことが売り材料となっています。
一方で直近は8月28日に大和証券が目標株価を引き上げ（800→850円）となり、株価は上昇が続いています。

どんな値動きをしているの？

2014年5月以降、株価は徐々に上昇しており、600円付近を推移していた株価は9月1日大引け時点で894円にまで上昇。上昇率は約50%となっています。特に、9月1日の上昇が目立っており、下窓を開けて前日比+5%以上もの急上昇となりました。

ここがポイント！

大きすぎる陽線
9月1日は大きな陽線となり急激に株価が上昇。統計的にも売りに優勢の状況です。

まとめ

以上の理由より、ここは短期的な調整を期待して「逆張り売り」で攻めましょう。

留意点

統計的には優位ですが、続投となる可能性があるためロスカットは必須です。また、詳しい売買手法に関しては次項を参照して頂ければ幸いです。

統計解析の結果の概要

利用した戦略：225銘柄逆張り売り
検証期間：2000年1月4日～2014年9月1日
取引回数：6902回
対象市場：225銘柄
売買手法：寄成売り→引成買い
勝率：62%
勝ちトレード平均利益：+2.1%
負けトレード平均損失：-2.4%
平均損益率：+0.4%