東京株式(大引け)=50円安、利益確定売りに6日ぶり反落
大引けの日経平均株価は前日比50円91銭安の1万7184円59銭と6日ぶり反落。東証1部の売買高概算は18億2750万株、売買代金概算は2兆320億2000万円。値上がり銘柄数は723、対して値下がり銘柄数は1117、変わらずは145銘柄だった。
きょうの東京市場は朝方買い優勢で始まった。前日の米国株市場は軟調気味だったが、為替が1ドル=104円台に入るなど円安傾向となり、米大統領選の3回目のテレビ討論でクリントン氏が優勢となったことなど買い安心材料が揃った。前日のECBの定例理事会の結果も金融政策の据え置きで投資家心理に与える影響は限定的だった。ただ、企業の決算発表本格化を前に上値も重い展開が続き、後場に入ると利益確定の動きが強まり、値を消す格好に。取引終盤になって鳥取県で震度6弱の地震が発生、為替が円高に振れたこともあって日経平均は下げ足をやや強める展開を強いられた。売買代金は前日に続いて、活況の目安とされる2兆円を上回った。
個別では、任天堂<7974.T>が断トツの商いを集めたが株価は急反落となった。トヨタ自動車<7203.T>が軟調、ソフトバンクグループ<9984.T>も冴えない。旭ダイヤモンド工業<6140.T>が大幅安、ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765.T>、楽天<4755.T>も下落した。東邦亜鉛<5707.T>が値を下げ、大崎電気工業<6644.T>、良品計画<7453.T>の下げも目立つ。
半面、オリエンタルランド<4661.T>が堅調、日東電工<6988.T>も買いが優勢だった。神栄<3004.T>が急動意、ジャパンディスプレイ<6740.T>も上値追い。ワイエイシイ<6298.T>、昭和電工<4004.T>も買われた。三菱自動車<7211.T>が物色人気となり、牧野フライス製作所<6135.T>も高い。平和不動産<8803.T>が上昇、日本特殊陶業<5334.T>、THK<6481.T>も値を上げている。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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