東京株式(大引け)=80円高、米株高と円安追い風に11連騰
大引けの日経平均株価は前日比80円56銭高の2万1336円12銭と11日続伸。東証1部の売買高概算は15億9364万株、売買代金概算は2兆5532億4000万円。値上がり銘柄数は971、対して値下がり銘柄数は931、変わらずは129銘柄だった。
きょうの東京市場は米国株の好調を引き継ぐ形で幅広く買いが優勢となった。前日の米国市場ではNYダウをはじめ主要3指数が揃って史上最高値を更新、強い米経済指標を拠りどころに米長期金利も上昇し、これが金融株高と為替市場でのドル買いを誘発し、日本株にも追い風となった。日経平均は目先高値警戒感から買い一巡後は伸び悩み、前場はマイナス圏に沈む場面もあったが、後場に入ると鉄鋼、非鉄、化学など素材産業に海外投資家主体とみられる買いが集まり、全体相場を押し上げた。ただ、日経225採用銘柄中心にインデックス的に買われた感もあり、中小型株は売り買いが交錯し値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の差はわずかだった。全体売買代金は2兆5000億円台と高水準が続いている。
個別では、トヨタ自動車<7203.T>、東京エレクトロン<8035.T>が堅調、SMC<6273.T>が大きく買われたほか、住友金属鉱山<5713.T>も物色人気となった。ショーケース・ティービー<3909.T>がストップ高、ジャストシステム<4686.T>、ヤーマン<6630.T>、リンクアンドモチベーション<2170.T>も値を飛ばした。ベルーナ<9997.T>、TOWA<6315.T>、豊田自動織機<6201.T>などの上げも目立つ。ツガミ<6101.T>、保土谷化学工業<4112.T>なども買われた。
半面、任天堂<7974.T>が安く、ソフトバンクグループ<9984.T>も売りが優勢だった。リクルートホールディングス<6098.T>が軟調、いちご<2337.T>も値を下げた。ネクステージ<3186.T>、インターアクション<7725.T>が大幅安、TOKYO BASE<3415.T>、北の達人コーポレーション<2930.T>、アカツキ<3932.T>も売られた。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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