半導体設備投資需要の復活で株価は戻りを試す動きが本格化
時価総額:149億円
PER:6.35倍
PBR:0.69倍
液晶向け洗浄装置で世界トップのシェアを誇るFPD・半導体製造装置メーカー。コア技術である精密メカトロニクス、貼り合わせ等を駆使し、FPD、半導体、光学薄膜等の用途向けに製造装置のトータルソリューションを提供する。
業績面においては今期見通しを減収減益、利益面にいたっては20%超の大幅減益を見込むも8/6に発表された第1Q決算実績は前期比27%増と好進捗を見せた。FPD分野においては減速傾向を引きずるも半導体分野ではデータセンター向けサーバの需要低迷とうたっていた中で水面下ではメモリー向け設備投資の回復が進んできており、次期決算に対しては強気の見方も台頭してくるとみる。
株価は5月以降の調整局面を抜け出す動きとまでは至っていないものの、6月底値を起点に着実に下値を切り上げる動きに変わってきている。主力株のそれと比べて同業種の中小型株の戻りが鈍い印象があるものの、事業環境は改善に向かっている事実は変わらない。今後の業績改善期待が復活してくるに伴い株価も戻りを試す動きが本格化してくるものとみる。
(9/30現在)