給水装置事業の売上高は前期比9.1%減の157.43億円、セグメント利益は48.91億円(前期は50.59億円の利益)となった。第3四半期以降、徐々に回復基調で推移したが、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う新設住宅着工戸数の減少もあり、新設需要向けの販売が減少した。利益面では、主要原材料である銅の価格が、第2四半期以降、前期を上回って推移したが、前期実施した製品価格改定による利益率の改善効果等もあり、前期と同水準となった
住宅設備事業の売上高は前期比79.3%増の110.46億円、セグメント利益は同75.2%増の20.84億円となった。新型コロナウイルス感染症の拡大により建築工事の中断・延期等が生じたことや新設住宅着工戸数の落ち込みの影響を受けて継手や暖房部材等の販売が減少したものの、前期末に連結子会社化した前澤リビング・ソリューションズの業績が寄与した。
商品販売事業の売上高は前期比3.1%増の23.59億円、セグメント利益は販売構成の変化により0.23億円(前期は0.67億円の利益)となった。鋳鉄商品の販売が増加した。
2022年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比0.3%増の276.00億円、営業利益が同19.6%減の20.90億円、経常利益が同19.5%減の21.60億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同21.8%減の14.60億円を見込んでいる。
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