東京株式(前引け)=利益確定売りに押されるも商い高水準
きょう前場の東京株式市場は、目先利益確定の売りに押される展開となった。原油市況は続急伸となったものの、前日の欧州株が総じて軟調、米国株市場でもNYダウやナスダック指数などの主要指数が高安まちまちだったことでリスク選好ムードが一服した。外国為替市場ではややドル安・円高に振れており、アジア株式市場も軟調な推移となっていることもマイナス材料で、日本時間今晩発表の米11月の雇用統計などを前に、いったん手仕舞う動きが観測される。ただ、押し目では買い向かう動きも観測され、下値に対しても底堅い。前場の売買代金は1兆4000億円弱と高水準だった。
個別では任天堂<7974.T>が軟調、SMC<6273.T>も大幅安。キーエンス<6861.T>も売られた。ディー・エヌ・エー<2432.T>、SCREENホールディングス<7735.T>などが大幅安、東洋エンジニアリング<6330.T>なども安い。半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>が売買代金断トツで大幅高、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>も物色人気。野村ホールディングス<8604.T>も活況高と金融関連株の上昇が目立つ。このほか、安永<7271.T>、日本アジア投資<8518.T>がストップ高、オーイズミ<6428.T>なども値を飛ばした。富士石油<5017.T>、住友化学<4005.T>も高い。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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