■アマテイ <5952> 176円 (+50円、+39.7%) ストップ高
アマテイ <5952> [東証S]がストップ高。佐藤亮社長が日本経済新聞の13日付インタビュー記事で、EV化によるネジへの需要増への期待は大きいと回答。これを材料視した物色が向かった。
■ケイブ <3760> 2,581円 (+500円、+24.0%) ストップ高
ケイブ <3760> [東証S]がストップ高。12日の取引終了後に23年5月期決算を発表。売上高が前の期比4.9倍の69億6300万円、最終損益が前の期の赤字から25億7900万円の黒字に転換しており、業績の大幅改善を評価した買いが集まった。昨年9月に買収したゲーム開発会社でらゲーの連結効果が寄与。買収に伴う負ののれん発生益の計上で利益も大きく伸びた。24年5月期の業績見通しは非開示とし、配当予想は引き続き無配とした。
■CVSベイ <2687> 698円 (+100円、+16.7%) ストップ高
シー・ヴイ・エス・ベイエリア <2687> [東証S]がストップ高。千葉や東京を地盤にマンション管理事業やホテル事業を手掛けるが、脱コロナに伴う経済正常化や インバウンド消費が追い風となり、足もとは売上高、利益ともに高水準に推移している。12日取引終了後、24年2月期第1四半期(23年3-5月)の決算を発表、営業利益は1億7100万円(前年同期は2200万円の赤字)と急改善を果たした。これを受けて通期予想も増額修正し、同利益は従来計画の1億8000万円から3億1400万円(前期比3.9倍)に大幅上方修正、これがポジティブサプライズとなって、投資資金を呼び込んだ。
■出前館 <2484> 456円 (+61円、+15.4%) 一時ストップ高
出前館 <2484> [東証S]が急反騰、一時ストップ高となった。12日の取引終了後、23年8月期第3四半期累計(22年9月-23年5月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比10.2%増の384億2000万円と増収。営業損益は107億4600万円の赤字(前年同期は296億6200万円の赤字)となった。直近3ヵ月間でも営業赤字幅は縮小した。株価の出遅れ感が強まるなか、黒字化を期待した買いが集まり、株高に弾みがついたようだ。第3四半期末のアクティブユーザー数は前年同期比19%減の712万人となった。積極的な投資の実行により営業赤字となった。一方、売上原価の適正化は順調に進んだという。
■サイゼリヤ <7581> 4,135円 (+535円、+14.9%)
東証プライムの上昇率トップ。サイゼリヤ <7581> [東証P]が続急騰。4000円大台に乗せ、1999年12月以来となる23年7ヵ月ぶりの高値更新となった。12日の取引終了後、23年8月期第3四半期累計(22年9月-23年5月)の連結決算発表と同時に、粉チーズの無料提供を終了することを明らかにした。メニュー全体の価格は維持する。粉チーズの有料化による収益面でのポジティブな効果と、客足の確保に向けた戦略が評価されたほか、アジアなど海外事業の成長も好感されたようだ。第3四半期累計の売上高は前年同期比23.1%増の1321億300万円、営業利益は同3.4倍の35億6800万円、最終利益は同59.6%減の26億5600万円だった。コロナ禍後の行動制限の緩和により客数が増加したものの、円安による食材価格の上昇やエネルギー価格の負担増が響き、国内では営業損失を計上した。一方、アジアは新規出店の効果もあって、大幅な増収・営業増益となった。
■三協立山 <5932> 911円 (+117円、+14.7%)
東証プライムの上昇率2位。三協立山 <5932> [東証P]が3日ぶり急反騰。12日の取引終了後、23年5月期の連結決算発表にあわせ、24年5月期の業績予想を開示した。今期の最終利益は前期比84%増の30億円と増益計画を示しており、買い安心感をもたらしたようだ。売上高は同1.2%増の3750億円を計画する。建材事業では前期までに実施した価格改定効果が出ると想定。国際事業での自動車分野の伸長も見込む。また今期中に公表予定の次期中期計画において、「資本コストや株価を意識した経営」への取り組みについての詳細を公表する方針。資本効率の改善や成長分野への投資、株主還元方針などに関した内容を予定しているという。23年5月期の連結決算は、売上高が前の期比8.8%増の3703億8500万円、最終利益が同4.1倍の16億3000万円となった。大幅増益となったが、エネルギー価格の上昇などが響き、会社計画を下回って着地した。
■Sワイヤー <3929> 429円 (+45円、+11.7%)
ソーシャルワイヤー <3929> [東証G]が急反騰。同社は13日、主にBtoBサービスを運営する事業者向けの法人間コミュニケーション支援機能となるチャットシステム「TORINAS(トリナス)」ベータ版の提供を開始したと発表。まずは、同社が運営するプレスリリース配信代行サービス「@Press(アットプレス)」と「NEWSCAST(ニュースキャスト)」に同機能を搭載。これにより、アットプレス及びニュースキャストの利用企業は、発信されたリリース内容や会社情報を参照しながら、利用企業同士の相対コミュニケーションが可能となり、業務提携打診や人的交流などのビジネスパートナーシップに活用することができるようになるという。
■タナベCG <9644> 1,108円 (+114円、+11.5%)
東証プライムの上昇率3位。タナベコンサルティンググループ <9644> [東証P]が急反騰。12日の取引終了後、自社株取得枠の拡大と取得期間の延長を発表。これを好感した買いが入った。取得できる株数の上限が間近になったため。買い付けの上限株数を40万株から80万株(自己株式を除く発行済み株数の4.7%)へ、上限総額を2億円から4億円へそれぞれ倍増。取得期間も12月末まで延長した。
■セラク <6199> 1,643円 (+135円、+9.0%)
東証プライムの上昇率6位。セラク <6199> [東証P]が急反発。12日の取引終了後、23年8月期連結業績予想の上方修正を発表した。最終利益は10億4000万円から13億6000万円(前期比40.8%増)に見通しを引き上げ、2期ぶりに最高益を更新する計画となり、好感されたようだ。売上高の見通しは小幅に引き上げ、207億5000万円(同16.2%増)とした。エンジニアの稼働率が改善したほか、販売費及び一般管理費の削減なども寄与する。同社は業績連動配当を導入しており、期末配当予想については改めて算出する方針としている。
■寿スピリッツ <2222> 10,950円 (+860円、+8.5%)
東証プライムの上昇率7位。寿スピリッツ <2222> [東証P]が急反発。同社は12日取引終了後、24年3月期第1四半期(4-6月)の売上高が概算で前年同期比45.5%増の138億4100万円になったと発表しており、これが好感されたようだ。新型コロナウイルス感染症の5類移行やインバウンド需要の回復などが追い風となったほか、商品力・販売力・売場力の大幅なレベルアップやインバウンド復活準備などの重点施策の推進にスピード感をもって取り組んだことが奏功したという。なお、第1四半期の決算発表は8月1日を予定している。
■ソシオネクス <6526> 16,010円 (+1,010円、+6.7%)
ソシオネクスト <6526> [東証P]が4日ぶり急反発。前日12日の株価動向は前々日の取引終了後に海外での株式売り出し価格が1万4668円に決定したことが発表され、下値リスクが後退したことで目先筋の買いを誘導した。ただ、信用取引を活用した個人投資家の追い証絡みの売り圧力が上値を押さえ、後場は値を消す展開を強いられた。しかし、市場筋は「上位株主3社が発行済株式数の37.5%に相当する大量の株式を一気に売り出す以上、この株式を引き取る相手先も大方は決まっているはず。SoC(システム・オン・チップ)設計を手掛ける同社とシナジーが期待される米系半導体関連企業であれば、(ソシオネクスの)企業価値はむしろ高まることで、中期的に最高値奪回も見込める」(国内証券ストラテジスト)という声もある。株価は75日移動平均線上できれいに下げ止まっており、ここでの踊り場形成が次の上昇局面につながっていくかどうかにマーケット関係者の関心も高まっている。
■フロンテオ <2158> 756円 (+47円、+6.6%)
FRONTEO <2158> [東証G]が急反発。同社は自然言語解析AIなどを活用したリーガルテック事業のほか、AIソリューションを横軸展開して医療向け分野にも力を入れている。12日取引終了後、新たなAI創薬支援サービス「Drug Discovery AI Factory」事業を開始することを発表した。 創薬研究者がAIと協働して標的探索・仮説生成をはじめとする顧客ニーズに対応、創薬研究の大幅な効率化や加速化などを支援するもので、これによる業容拡大への期待が投資資金を引き寄せた。
■エヌピーシー <6255> 552円 (+34円、+6.6%)
エヌ・ピー・シー <6255> [東証G]が4日ぶり急反発。12日の取引終了後に発表した23年8月期第3四半期累計(22年9月-23年5月)の連結決算は、売上高が前年同期比33.1%増の53億8400万円、経常利益が同14.2%減の4億6600万円だった。経常利益は通期の計画に対し進捗率が70%にとどまった。一方、第4四半期に米国主要顧客の新工場向け装置の売り上げを予定しているとし、通期の業績予想は据え置いた。株価は一時500円を下回ったが、太陽光パネル向けの製造装置や関連サービスの需要拡大への期待は根強く、売り一巡後は押し目買いを集める格好となった。
■松竹 <9601> 11,265円 (+615円、+5.8%)
松竹 <9601> [東証P]が急反発。13日、24年2月期第1四半期(3-5月)の連結決算を発表した。営業損益は24億1100万円の黒字(前年同期は7億2400万円の赤字)と黒字に転じ、通期の計画(22億3000万円の黒字)を上回っており、ポジティブ視した買いが入ったようだ。売上高は前年同期比24.0%増の231億8200万円だった。映画「なのに、千輝くんが甘すぎる。」が興行収入10億円を超えるヒットとなったほか、「名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)」や「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」などアニメ作品の大ヒットも寄与し、映像関連事業が好調に推移した。
※13日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
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