東京株式(前引け)=反落、米株高も買い気盛り上がらず
きょう前場の東京株式市場は、終始売り優勢の展開が続いた。米大統領選のテレビ討論会でクリントン氏が優勢だったことは、米国株市場だけではなく日本株にも好材料として認識されるが、為替の円高に対する警戒感やメガバンクや地銀、保険会社などに売りがかさんでおり、これが投資家心理に悪影響を与えている。日経平均は一時1万6400円台を割り込む下げをみせ、配当権利落ちに絡む押し下げ要因を考慮しても全体相場の売り圧力の強さが目立った。
個別ではトヨタ自動車<7203.T>が安く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクの下値模索も続いている。JAL<9201.T>、コマツ<6301.T>なども軟調。東洋鋼鈑<5453.T>が大幅安、コンコルディア・フィナンシャルグループ<7186.T>の下げも目立つ。日本軽金属ホールディングス<5703.T>も下落した。半面、任天堂<7974.T>がしっかり、LINE<3938.T>は上値追い。ニトリホールディングス<9843.T>も堅調。ローツェ<6323.T>、ブイ・テクノロジー<7717.T>が大幅高となった。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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