東京鉄が動兆、低ＰＢＲ光り出遅れ感から見直し買い流入

　東京鉄鋼<5445.T>が続伸、にわかに動意含みとなってきた。施工の簡素化と工期の短縮を可能にした同社の看板商品「ネジテツコン」や、コンクリート構造物の耐震性能を高め短工期での補強可能な「ＲＢ耐震補強工法」などが国土強靭化の政策テーマを背景に好調。また、原料のスクラップ価格の下落や原油市況安が採算向上をもたらせている。同業態の東京製鉄<5423.T>が新値街道を走る中、相対的出遅れ感から買いを誘っている。ＰＢＲ０．７倍台と指標面からも割安で見直し余地は大きい。

東京鉄の株価は９時３３分現在５６５円（△２５円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）