<話題の焦点>=電炉でGO! 製品価格値上げで見直し好機に
電炉業界といえば以前は電力料金の値上げに、原料スクラップ価格の上昇という二重苦に陥っていたが、最近は状況が変わってきている。H形鋼や棒鋼といった主力品の鋼材マージンが改善、つれて業績回復に対する期待が高まりをみせている。
鋼材マージンとは製品価格と原料価格の差を意味し、いわば電炉メーカーの粗利を如実に映し出すものだ。アベノミクス恩恵による国内建設投資の拡大が追い風となる一方、年初からのスクラップ価格の下落もプラスに作用している。「スクラップ価格の下落時にメーカー各社は減産に対応して製品価格を維持する方針をとったことが、今の好環境につながった」(業界アナリスト)という。直近、鋼材マージンはトン当たり4万円を上回り、数年来の高値圏を維持している。
鋼材受注も春以降、前年同月でプラス圏に浮上。今後も国土強靭化や都市再開発の加速、リニア中央新幹線着工などの大型プロジェクトが鋼材需要を一段と高めることになる。また、タイトな需給環境が続けば、H形鋼や棒鋼などの値上げも実現し、マージンがさらに拡大するという好循環に入る可能性もある。関連株へのマークは怠れない。
◆電炉株は今が買い場
銘柄(コード) PER PBR 株価
中山鋼<5408.T> 14.8 1.01 85
合同鉄<5410.T> 10.7 0.37 163
東製鉄<5423.T> 10.9 1.22 601
共英製鋼<5440.T> 19.7 0.74 2027
大和工<5444.T> 23.4 1.05 3700
東京鉄<5445.T> 11.9 0.79 560
大阪製鉄<5449.T> 22.0 0.73 2139
※株価は9月26日現在(単位:倍、円)
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
この銘柄の最新ニュース
東京鉄のニュース一覧- 株ブロガー・さなさえ:トランプ米大統領再選で株高に期待大!大統領関連株に注目株は?【FISCOソーシャルレポーター】 2024/11/09
- 週間ランキング【業種別 騰落率】 (11月8日) 2024/11/09
- 前日に動いた銘柄 part1 三菱電機、FPG、牧野フライス製作所など 2024/11/05
- 今週の通期【業績上方修正】銘柄一覧 (10/28~11/1 発表分) 2024/11/02
- 決算プラス・インパクト銘柄 【東証プライム】 … さくらネット、三菱電、パナHD (10月25日~31日発表分) 2024/11/02
マーケットニュース
おすすめ条件でスクリーニング
東京鐵鋼の取引履歴を振り返りませんか?
東京鐵鋼の株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。