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2021/06/19 - 住友ゴ(5110) の関連ニュース。■今週の相場ポイント 1.日経平均は小幅ながら2週連続上昇、FOMC受け波乱含みも週前半の貯金が生きる 2.週前半は2営業日で約500円高、ナスダック高や米長期金利低下を好感 3.FOMCはテーパリングが早まるとの思惑を呼び、全体相場は波乱含みに 4.週末は日銀の決定会合で金融緩和策維持が発表されたが全体相場は反応薄 5.前週比での上げ幅はわずかに15円、過剰流動性への過度な期待感が剥落■週間 市場概況 今週の東京株式市場は

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今週の【早わかり株式市況】小幅続伸、週前半高もFOMC結果を受け伸び悩む

配信元:株探
投稿:2021/06/19 06:40

■今週の相場ポイント
 1.日経平均は小幅ながら2週連続上昇、FOMC受け波乱含みも週前半の貯金が生きる
 2.週前半は2営業日で約500円高、ナスダック高や米長期金利低下を好感
 3.FOMCはテーパリングが早まるとの思惑を呼び、全体相場は波乱含みに
 4.週末は日銀の決定会合で金融緩和策維持が発表されたが全体相場は反応薄
 5.前週比での上げ幅はわずかに15円、過剰流動性への過度な期待感が剥落

■週間 市場概況
 今週の東京株式市場は日経平均株価が前週末比15円(0.05%)高の2万8964円となり、わずかながら2週連続で上昇した。ただ、TOPIXは7.46ポイント安の1946.56と2週連続で下落した。

 今週は週央に米国でFOMC(米連邦公開市場委員会)が行われることで、この結果とパウエルFRB議長の会見を確認したいとの思惑から神経質な地合いが予想されたが、週前半は見切り発車的に買いが優勢となり、日経平均は上昇基調となった。しかし、FOMCでは想定外のタカ派的な内容で、量的緩和縮小(テーパリング)への警戒感が強まりリスクオフの流れに反転。5営業日で2勝3敗ながら、週前半の貯金が利いて週間ベースではかろうじてプラスとなった。

 週明けの14日(月)はリスクオンに傾き、日経平均は200円以上の上昇をみせた。前週末の米株高に加えて、米10年債利回りが低位で安定していることが好感された。15日(火)は更に上値を追う展開となり、日経平均は280円近い上げみせ、2営業日合計での上げ幅は500円近くに達した。米ナスダック指数の上昇や外国為替市場で円安が進んだことが市場の強気ムードを後押しした。しかし、16日(水)はFOMCの結果発表を目前に控え、さすがに買いポジションを調整する動きが優勢となった。FOMCは無風通過とみる市場関係者も多かったが、一抹の不安は拭い切れなかった。そして、その不安が的中する形で17日(木)は波乱含みの展開を余儀なくされることに。FOMCではテーパリングの議論開始が早まることを示唆するとともに、2023年中に2回の利上げが行われる可能性も取り沙汰され、日経平均は一時400円を超える下げに見舞われた。しかし、その後は押し目買いで下げ渋り2万9000円台を維持して着地した。そして週末18日(金)は朝方こそ高く始まったものの、その後は伸び悩み、後場に入るとマイナス圏に沈む展開に。為替が円高方向に振れ、自動車株などの上値を重くした。日銀金融政策決定会合では金融緩和政策の現状維持を決めたが、事前に織り込まれており相場は反応薄だった。

■来週のポイント
 今週は日経平均が75日移動平均線を一時上抜いたものの跳ね返されており、来週は下値を探る展開から25日移動平均線を巡る攻防となりそうだ。

 重要イベントとしては、国内では23日に発表される4月景気動向指数[改定値]が注目される。海外では22日に行われるパウエルFRB議長の下院での証言や23日発表の米国5月新築住宅販売件数、25日に発表される米国5月の個人所得と個人消費支出に注視が必要だろう。

■日々の動き(6月14日~6月18日)

【↑】   6月14日(月)―― 反発、商い低調も米株高受け2万9000円台回復
 日経平均 29161.80( +213.07)  売買高 8億5423万株 売買代金 1兆9646億円

【↑】   6月15日(火)―― 続伸、半導体関連が買われ1ヵ月ぶりの高値水準
 日経平均 29441.30( +279.50)  売買高 9億7279万株 売買代金 2兆3725億円

【↓】   6月16日(水)―― 3日ぶり反落、米株安やアジア株軟調で売り優勢
 日経平均 29291.01( -150.29)  売買高10億2848万株 売買代金 2兆4262億円

【↓】   6月17日(木)―― 続落、FOMCの結果受けリスク回避の売り優勢
 日経平均 29018.33( -272.68)  売買高 9億9759万株 売買代金 2兆2782億円

【↓】   6月18日(金)―― 3日続落、朝高も景気敏感株が軟調で2万9000円割れ
 日経平均 28964.08(  -54.25)  売買高15億1255万株 売買代金 3兆5356億円

■セクター・トレンド
 (1)全33業種中、24業種が下落
 (2)値下がり率トップはJAL <9201>ANAHD <9202> など空運
 (3)神戸鋼 <5406> など鉄鋼、住友鉱 <5713> など非鉄、商船三井 <9104> など海運といった景気敏感株が売られた
 (4)第一生命HD <8750> など保険、野村 <8604>など証券、みずほFG <8411> など銀行株が安い
 (5)JR東日本 <9020> など陸運、大成建 <1801> など建設、野村不HD <3231> など不動産といった内需株は総じて軟調
 (6)輸出株はホンダ <7267> など自動車、コマツ <6301> など機械が低調も
   東エレク <8035> など電機、HOYA <7741> など精密機器は上昇
 (7)浜ゴム <5101>住友ゴ <5110> などゴム製品が値上がり率トップ

■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数上位5テーマ)
 1(1) 半導体 
 2(2) 半導体製造装置
 3(3) ポストコロナ
 4(7) パワー半導体 ── タムラ系ベンチャーが次世代半導体材料の量産成功
 5(14) 量子コンピューター ── “量子超越”から2年を経て国際競争本格化
  ※カッコは前週の順位

株探ニュース
配信元: 株探

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