買い予想
買い
予想株価
3,500円
現在株価との差+2,802 (+401.43%)
登録時株価
2,934.0円
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獲得ポイント
-37.89pt.
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収益率
-13.29%
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期間 | 中期(数週間~数ヶ月) |
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理由 | その他 |
※患者によって個人差がある医薬品の効果や副作用を投薬前に予測するために行なわれる臨床検査のこと。薬剤に対する患者個人の反応性を遺伝子解析によって判別し、最適な治療法を選択できるようにする。新薬の臨床開発段階でも用いられる。
テロメスキャンF35はテロメスキャンに違う型のアデノウイルス遺伝子を組み込み、感染率の向上とがん特異性を高めた改良型のテロメスキャンとなる。それぞれの特性には一長一短があり、テロメスキャンは蛍光体の発光輝度が高く検出がしやすいものの、白血球にも反応し若干発光するため、前段階で白血球を取り除く工程が必要となる。一方、テロメスキャンF35はがん細胞のみを発光させるため、白血球を取り除く工程は不要となるが、発光輝度が若干弱いといった難点がある。
テロメスキャンに関しては2015年11月にペンシルベニア大学発のベンチャーであるLiquid Biotechと北米市場でのライセンス契約を締結し、テロメスキャンF35については2014年12月に韓国WONIKと韓国市場におけるライセンス契約を締結している。
(2) 開発状況
テロメスキャンの開発に関しては、子宮頸がん、膵がん、非小細胞肺がんの3領域でアカデミア等と共同で進め、検査薬としての販売承認取得を目指す方針となっている。
子宮頸がんでは、2018年8月より島根大学医学部付属病院と臨床研究を開始している。子宮頸がんはHPVウイルスの感染が発症原因となるが、HPVはCTCにのみ存在するため、テロメスキャンで血液の中から採取したCTCを調べることで、子宮頸がんの診断が可能となる。従来、子宮頸がん検査は子宮頸部の細胞を採取する必要があったため患者の負担も大きく、受診率が低い要因となっていた。テロメスキャンによる血液検査で診断が可能となれば、受診率の向上による子宮頸がんの早期発見や術後再発予測が可能となり、医療費全体の削減にもつながる効果が期待されている。米国でもニューヨーク大学と共同で2019年にも臨床試験を開始する予定となっており、2020年には結果が判明する見通しだ。
膵がんでは、PTC※検査薬として大阪大学消化器外科と共同で臨床研究を行っており、テロメスキャンの精度の高さが確認されている。現在、本試験に向けて評価項目についての協議を進めている段階にある。また、米国でも検査ニーズがあり現在協議を進めている段階にある。
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