大正薬ＨＤが後場下げ幅を拡大、Ｍ＆Ａ関連費用織り込み２０年３月期業績予想を下方修正

　大正製薬ホールディングス<4581.T>が後場下げ幅を拡大している。午後０時３０分ごろ、２０年３月期の連結業績予想について、売上高を２５３５億円から２９３５億円（前期比１２．２％増）へ上方修正した一方、営業利益を３５５億円から３３０億円（同５．７％増）へ下方修正したことが嫌気されている。

　ベトナムのハウザン製薬及びフランスの医薬品製造販売会社ＵＰＳＡを連結子会社化したのに伴い、Ｍ＆Ａ関連費用を織り込んだことが要因としている。なお、ハウザン製薬の連結子会社化に伴う段階取得にかかる差益を織り込んだことで、最終利益は２８５億円から２９５億円（同３９．３％減）へ上方修正した。

　同時に発表した第１四半期（４～６月）決算は、売上高６０２億６０００万円（前年同期比２．４％減）、営業利益８３億２４００万円（同２．０％増）、純利益１１０億６００万円（同１９．６％減）だった。

出所：minkabuPRESS