新興市場銘柄ダイジェスト：リファインバスやSHIFTがストップ高

<9903>　カンセキ　1423　+38
6日続伸。19年2月期第3四半期累計の営業利益を前年同期比37.4％増の11.62億円と発表している。アウトドアライフストアのWILD-1事業でキャンプ用品やフィッシング、ウェア類などが活況を呈し、利益拡大を牽引した。専門店事業も順調に伸びた。通期予想は前期比1.1％増の9.70億円で据え置いたが、第3四半期時点で既に上回っていることから上方修正への期待が広がっている。


<2303>　ドーン　1011　+52
急伸。19年5月期第2四半期累計の営業損益が0.16億円の黒字（前年同期実績0.04億円の赤字）になったと発表。クラウドサービスの契約数が積み上がり、利用料収入が増加した。また、クラウドサービスの初期構築費の計上などで受託開発が増加したことも利益を押し上げた。通期予想は前期比11.1％増の1.80億円の黒字で据え置いた。第2四半期時点の黒字転換が好感され、買い人気が集まった。


<6578>　エヌリンクス　1717　+300
ストップ高比例配分。19年2月期の年間配当を従来予想の無配から12.00円（前期実績は無配）に修正し、復配すると発表。また、2月28日を基準日に1株につき3株の割合で分割する。19年2月期の配当は分割前の株式数で行う。19年2月期第3四半期累計の営業利益は、営業代行やメディア事業が好調で前年同期比63.5％増の3.44億円で着地した。通期予想（3.51億円）は据え置いた。


<6531>　リファインバス　937　+150
ストップ高比例配分。新たに開発した技術によりナイロンリサイクル事業の拡大を目的とした新拠点開設及び事業化推進を決定したと発表。愛知県一宮市の繊維関連工場に製造拠点を設け、使用済みナイロン樹脂のリサイクル事業を行う。設備投資費用は1.70億円、事業開始は4月1日予定。年間約3000トンの処理能力を有し、年間10億円程度の売上高を想定している。将来的には中核事業として国内外での規模拡大を目指す。


<4576>　DWTI　622　+14
一時急伸。緑内障・高眼圧症治療剤WP-1303（H-1129）について、ライセンスアウト先のわかもと製薬<4512>から国内第3相臨床試験を開始したとの連絡を受けたと発表している。わかもと製薬は18年12月4日に国内第3相臨床試験の情報を公表していた。今回の試験開始に伴い、デ・ウエスタン・セラピテクスはわかもと製薬から契約に基づくマイルストーンを受領する。


<3697>　SHIFT　4420　+700
ストップ高。19年8月期第2四半期累計の営業利益を従来予想の2.50億円から4.00億円（前年同期実績5.41億円）に上方修正している。好調な受注環境や利益率改善の施策などが奏功した。また、引き続き生産性の高いサービスを提供できると判断した。通期予想（前期比16.6％増の14.00億円）は据え置いた。第1四半期は前年同期比36.9％増の3.18億円で着地している。


＜DM＞