<動意株・25日>(大引け)=セレス、TATERU、カイノスなど
TATERU<1435.T>=2日連続ストップ高。先月末に従業員が建設資金の借り入れ希望者の預金通帳を改ざんし、銀行に融資の申請をしていたことが発覚。これを受け、株価は急落していたが、21日の取引終了後に財務省に提出された変更報告書で、レオス・キャピタルがTATERU株の全株式を売却したことが判明した。ひふみ投信などの運用を手掛けるレオスは直近でTATERU株の5.99%の株式を保有していた。大口投資家の株式売却が完了したことから、この日は今後の需給好転を期待する買いが流入している。
カイノス<4556.T>=後場に入って大幅高で年初来高値を更新。同社は25日午後1時15分、19年3月期通期の単体業績予想の上方修正を発表した。売上高を47億円から48億円(前期比9.4%増)へ、営業利益を4億円から5億円(同9.6%増)へ、最終利益を2億8000万円から3億5000万円(同26.4%増)へそれぞれ増額した。販売品目構成の変化などにより、通期売上高および各利益が改善された。
日本オラクル<4716.T>大幅反発。同社は、IoTの進展を背景にデータベース管理需要が好調に推移している。21日取引終了後に発表した19年5月期の第1四半期(6~8月)単独決算は、売上高が456億4600万円(前年同期比10.6%増)、営業利益は135億5500万円(同10.3%増)、最終利益は94億100万円(同10.9%増)と2ケタ増収増益を達成、これを評価する形で投資資金が流入している。
デ・ウエスタン・セラピテクス研究所<4576.T>=急反発。同社はきょう、自社で創薬した緑内障治療剤「H―1337」について、開発委託先の米Allysta Pharmaceuticalsが行っていた緑内障・高眼圧症を適応症とした米国第1/2a相臨床試験が終了したと発表。これが材料視されているようだ。現在、試験結果の詳細な解析中であり、今後はこの試験結果をもとにオプション契約先である米Allystaとライセンス交渉を進める予定。なお、このオプション契約は非独占的なものであるため、他社とのライセンス交渉も進めるとしている。
オプトエレクトロニクス<6664.T>=急騰。同社は21日の取引終了後、第3四半期累計(17年12月~18年8月)連結決算を発表しており、売上高55億3400万円(前年同期比8.2%増)、営業利益3億1400万円(同48.9%増)、最終利益1億9600万円(同2.1倍)となり、営業利益は通期計画を上回って着地した。国内向け定置式スキャナやモジュール製品の売り上げが伸長したことが売上高を押し上げた。研究開発費が増加したことで上期は減益を余儀なくされたが、第3四半期累計では吸収し営業増益を確保した。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:minkabuPRESS
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