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米株高が小休止となった一方、前日で損出し売りが一巡し実質的に新年度相場入りとなった東京市場では、直近軟調のマザーズ銘柄に買いが先行し、年初来安値圏にあるマザーズ指数は堅調スタート。しかし、取引開始後間もなくして1003.30ptとこの日の
高値まで買われると、その後は騰勢が一服。手掛かり材料難となるなか、現物株市場では引き続き指数インパクトのない直近の新規株式公開(IPO)銘柄を中心とした物色が主体となり、マザーズ指数はもみ合いが続いた。なお、売買代金は概算で1731.17億円。騰落数は、値上がり308銘柄、値下がり102銘柄、変わらず7銘柄となった。
個別では、AI活用の文書レビューで有効性を確認したFRONTEO<2158>が5%高となり、売買代金トップに躍り出た。上値追いの展開が続いたステラファーマ<4888>も商いを伴って8%高と急伸。物色の主体は直近IPO銘柄となっており、セキュア<4264>、アジアクエスト<4261>が大きく上昇して売買代金上位を占めた。なお、本日マザーズ市場に新規に上場したIGS<4265>は公開価格を16.4%上回る2002円で初値を付け、1801円で引けた。そのほか、損出し売り一巡により年初来安値圏にある銘柄に買いが入り、アンジェス<4563>、ウェルスナビ<7342>、フリー<4478>、ジーエヌアイ<2160>、サイバーダイン<7779>、弁護士ドットコム<6027>などが上昇した。
一方、臨床試験で芳しい結果が得られなかったリボミック<4591>はストップ安比例配分に。ほか、メルカリ<4385>、アスタリスク<6522>、プレミアアンチエイジング<4934>、セルソース<4880>、JTOWER<4485>が売られ、直近IPOではGEI<9212>、ハイブリッドテクノロジース<4260>が利益確定売りに押され急落した。
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