大引けの日経平均は前日比475.40円高の32419.33円となった。東証プライム市場の売買高は11億9918万株、売買代金は3兆2829億円だった。セクターではサービス、電気機器、精密機器が上昇率上位に並んだ一方、水産・農林、保険、空運が下落率上位に並んだ。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の59%、対して値下がり銘柄は36%
だった。
個別では、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、ルネサス<6723>の半導体株が大きく上昇し、ソシオネクスト<6526>は急伸。ソニーG<6758>はゲーム事業の研究開発への重点投資が報じられ大幅高。イビデン<4062>、村田製<6981>、TDK<6762>
などのハイテクのほか、三井物産<8031>、三菱商事<8058>、丸紅<8002>の商社、信越化学<4063>、住友鉱山<5713>の景気敏感株の一角なども高い。決算が好感されたサイゼリヤ<7581>や三協立山<5932>、第1四半期の売上状況が材料視された寿スピリッツ<2222>、自社株買い枠の拡大を発表したタナベコンサル<9644>、業績上方修正を発表したセラク<6199>などが急伸。ほか、東証プライム値上がり率上位にはMSOL<7033>、Appier<4180>、Sansan<4443>などグロース株が多くランクイン。リクルートHD<6098>は外資証券の目標株価引き上げも寄与した。
一方、前日に買われていた三菱UFJ<8306>、みずほFG<8411>、りそなHD<8308>の銀行が反落。為替の円高進行によりSUBARU<7270>、三菱自動車<7211>、マツダ<7261>など自動車も下落。前日ストップ高となったローソン<2651>や決算発表後に上昇が続いていた良品計画<7453>は大きく反落。今期減益見通しのインターアクション<7725>、第1四半期営業赤字のイオンファンタジー<4343>、第1四半期は上半期計画を超過も上方修正のなかったTSIHD<3608>のほか、業績上方修正も出尽くし感が先行したトレジャー・ファクトリー<3093>などが急落した。
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