ステラケミ、今期経常を一転34％増益に上方修正・5期ぶり最高益、配当も10円増額

　ステラ　ケミファ <4109> が3月14日大引け後(15:20)に業績・配当修正を発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の40億円→54億円(前期は40.2億円)に35.0％上方修正し、一転して34.3％増益を見込み、一気に5期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の14.1億円→28.1億円(前年同期は23億円)に99.2％増額し、一転して21.9％増益計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の50円→60円(前期は47円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2022年３月９日に公表した「（経過開示）連結子会社の異動を伴う株式の一部売却および特別利益の計上に関するお知らせ」のとおり、2022年３月期において特別利益を計上することになりました。加えて、持分法適用関連会社である衢州北斗星化学新材料有限公司が販売しているリチウムイオン二次電池用電解質について、中国国内の需要増加を背景に販売価格が大幅に上昇した結果、持分法による投資利益が想定を大きく超える水準となる見込みです。販売面においても、高純度薬品事業、運輸事業ともに好調に推移していることから、売上高および利益について前回発表予想を上回る見通しとなりましたので、業績予想を修正いたします。

　　当社は、財務状況・利益水準などを総合的に勘案したうえで、安定的かつ継続的に配当を行うことを剰余金の配当の基本方針としております。　連結子会社株式の一部売却による関係会社株式売却益につきましては、基本的には成長事業分野や経営基盤の一層の強化に向けた投資の原資として活用させていただく所存ではありますが、今回におきましては、株主の皆様の日頃のご支援にお応えするため、特別配当10円を加え、2022年３月期における期末配当金を１株当たり36円に修正することを決定いたしました。これにより、年間配当金は中間配当金（第２四半期末）24円と合わせて、１株当たり60円となる予定です。