個別では、マザーズ時価総額上位のメルカリ<4385>が週間で1.9%安となり、フリー<4478>は同10.3%安、弁護士ドットコム<6027>は同10.0%安と軟調ぶりが目立った。弁護士コムは第1四半期決算を発表しており、売上高を伸ばす一方で、広告宣伝費がかさみ大幅減益となった。売買代金上位ではAiming<3911>、GMOフィナンシャルゲート<4051>が下落。また、NATTY SWANKY<7674>などが週間のマザーズ下落率上位に顔を出した。一方、BASE<4477>が同9.6%高と堅調。PCR検査装置の発売を控えるプレシジョン・システム・サイエンス<7707>や業績上方修正を発表したコパ・コーポレーション<7689>は大幅に上昇し、ブランジスタ<6176>が上昇率トップとなった。ジャスダック主力では日本マクドナルドHD<2702>が同9.7%安、ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>が同4.7%安と軟調。売買代金上位ではテラ<2191>が売られ、大日光・エンジニアリング<6635>などが週間のジャスダック下落率上位に顔を出した。一方、第1四半期決算を発表した東映アニメーション<4816>は同6.9%高と堅調で、ストリームメディアコーポレーション<4772>が上昇率トップとなった。IPOでは、7月31日上場の日本情報クリエイト<4054>とSun Asterisk<4053>が揃って公開価格を7割ほど上回る初値を付けた。
来週の新興市場では、マザーズ指数が引き続き弱含みの展開となりそうだ。今週末は日経平均が1日を通じて軟調な展開となるなか、マザーズ指数は下げ渋る場面も見られた。押し目買い意欲の根強さが窺えるものの、主要企業の決算内容は明暗が大きく分かれているだけに、新興株でも決算発表を前に利益確定の売りが出やすいだろう。新興企業の決算発表は徐々に増えるが、短期的な物色は引き続き東証1部銘柄に向かいやすいと考えられる。
来週は、8月4日にナカニシ<7716>、6日にメルカリ、7日にイグニス<3689>、HENNGE<4475>、JTOWER<4485>、東洋合成工業<4970>、ハーモニック、メイコー<6787>などが決算発表を予定している。マザーズ指数の押し上げ役として機能してきたメルカリだが、今回の決算で期待どおりフリマアプリの流通総額拡大に弾みが付いたか、米国事業や決済事業の損益が改善しつつあるかなどを注視したい。HENNGEなども期待が高いようだ。
IPO関連では、8月3日にモダリス<4883>、7日にティアンドエス<4055>がともにマザーズへ新規上場する。ゲノム編集技術を用いて新薬開発を行うモダリスは、足元黒字を確保していることもあって人気化しそうだ。また、ティアンドエス上場後は20日のニューラルポケット<4056>まで間が空くため、不透明感の強い市場環境ながら投資家の参加意欲が高まることに期待したい。
<HK>
この銘柄の最新ニュース
日本情報Cのニュース一覧- 前日に動いた銘柄 part2 三菱ロジスネクスト、放電精密、放電精密など 2024/12/07
- 新興市場銘柄ダイジェスト:WASHハウスは大幅反発、日本電解がストップ高 2024/12/06
- 日本情報C---反落、Bcanとの資本業務提携を発表も 2024/12/06
- 日本情報クリエイト---Bcanと資本業務提携 2024/12/06
- 株式会社Bcanとの資本業務提携に関するお知らせ 2024/12/05
マーケットニュース
- 造船関連株に強烈な追い風! 受注トレンドが示す株高の潮目逃すな <株探トップ特集> (12/11)
- 明日の株式相場に向けて=3万6000円プットが示す波乱相場への警戒感 (12/11)
- 本日の【上場来高値更新】 ソニーG、パンパシHDなど16銘柄 (12/11)
- 本日の【新規公開(IPO)】公開価格決定 (11日大引け後 発表分) (12/11)
おすすめ条件でスクリーニング
日本情報クリエイトの取引履歴を振り返りませんか?
日本情報クリエイトの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。