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2020/12/19 - 大王紙(3880) の関連ニュース。■今週の相場ポイント 1.日経平均は2週ぶり上昇、新型コロナワクチンや米追加経済対策に期待 2.株価の方向感が定まりにくく、上下にボラティリティの低い地合い続く 3.景気敏感株など買われるも2万7000円台に近づくと売り圧力強まる 4.注目されたFOMCは量的緩和政策の長期化を明示し市場に買い安心感 5.週末は日経平均軟調も売り買い拮抗でTOPIXはわずかながらプラス■週間 市場概況 今週の東京株式市場

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今週の【早わかり株式市況】2週ぶり上昇、新型コロナワクチンや米追加経済対策に期待高まる

配信元:株探
投稿:2020/12/19 06:40

■今週の相場ポイント
 1.日経平均は2週ぶり上昇、新型コロナワクチンや米追加経済対策に期待
 2.株価の方向感が定まりにくく、上下にボラティリティの低い地合い続く
 3.景気敏感株など買われるも2万7000円台に近づくと売り圧力強まる
 4.注目されたFOMCは量的緩和政策の長期化を明示し市場に買い安心感
 5.週末は日経平均軟調も売り買い拮抗でTOPIXはわずかながらプラス

■週間 市場概況
  今週の東京株式市場は日経平均株価が前週末比110円高(0.42%高)の2万6763円と2週ぶりに上昇した。

 今週の東京市場は、新型コロナウイルスの予防ワクチン接種開始を背景に経済活動正常化への期待感や米追加経済対策の成立が近いとの観測が下値を支えた。一方、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとの思惑もあって、方向感の定まりにくい相場となった。年末が近づくなか、外国人投資家などの参戦が限られたこともあり、週を通じ日々のボラティリティは低めで、2万7000円に接近すると売りに押される展開が続いた。

 14日(月)は英国や米国で新型コロナワクチンの接種が開始され、経済活動が正常化することへの期待から海運や機械など景気敏感株を中心に買いが集まった。日経平均は3日ぶりに反発したが上値も重かった。15日(火)は反落。世界的に新型コロナの感染拡大が加速しロックダウンなどの経済規制の動きが再燃、国内でも菅政権が観光支援策の一時停止を決定するなどで市場心理を冷やした。しかし、下値では買い板が厚い地合いともいえ、16日(水)はワクチン普及への期待が再燃したほか、米追加経済対策の成立が接近しているとの報道を拠りどころに押し目買いが相場支えた。17日(木)は日経平均が続伸。FOMCではFRBが量的緩和の長期継続方針を明示しマーケットに安心感が広がった。一方で、国内でも東京をはじめ新型コロナの感染者数が増勢一途となり、上値を押さえる要因に。18日(金)は週末要因も絡み積極的な買いは入らず反落。日銀の金融政策決定会合は想定内であまり材料視されなかった。ただ、値上がり銘柄数と値下がり銘柄数がいずれも1000を超えるなど拮抗しており、TOPIXはわずかながらプラス圏で着地している。

■来週のポイント
 来週は海外勢がクリスマス休暇で市場参加者が少ないこともあって、方向感に欠ける高値圏でのもみ合いの展開が続きそうだ。

 重要イベントとしては、国内では25日朝に発表される11月の完全失業率と有効求人倍率が注目される。海外では22日発表の米国12月コンファレンスボード消費者信頼感指数や23日発表される米国11月の個人所得と個人消費支出に注視が必要だろう。

■日々の動き(12月14日~12月18日)

【↑】  12月14日(月)―― 3日ぶり反発、ワクチン普及期待で買い優勢
 日経平均 26732.44(  +79.92)  売買高11億5345万株 売買代金 2兆3331億円

【↓】  12月15日(火)―― 反落、新型コロナの感染拡大による景気悪化を懸念
 日経平均 26687.84(  -44.60)  売買高13億6771万株 売買代金 2兆5135億円

【↑】  12月16日(水)―― 反発、朝高もFOMCの結果待ちで伸び悩む
 日経平均 26757.40(  +69.56)  売買高11億1010万株 売買代金 2兆1404億円

【↑】  12月17日(木)―― 続伸、朝方は軟調も下値には買いが入り底堅く推移
 日経平均 26806.67(  +49.27)  売買高11億4095万株 売買代金 2兆5456億円

【↓】  12月18日(金)―― 3日ぶり小反落、円高進行で利益確定売りが優勢
 日経平均 26763.39(  -43.28)  売買高12億9699万株 売買代金 2兆8959億円


■セクター・トレンド
 (1)全33業種中、17業種が上昇
 (2)王子HD <3861>大王紙 <3880> などパルプ・紙が値上がり率トップ
 (3)住友鉱 <5713> など非鉄、商船三井 <9104> など海運といった景気敏感株の一角が買われた
 (4)原油高でENEOS <5020> など石油、石油資源 <1662> など鉱業株が高い
 (5)HOYA <7741> など精密機器、ソニー <6758> など電機、三菱自 <7211> など自動車といった輸出株は堅調
 (6)JR東日本 <9020> など陸運、菱地所 <8802> など不動産、アサヒ <2502> など食品といった内需株は総じて軟調
 (7)金融株は東京センチュ <8439> などその他金融は高いが、第一生命HD <8750> など保険、みずほFG <8411> など銀行は低調

■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数上位5テーマ)
 1(2) 水素 ── 国策追い風に大化けモードの関連株を輩出
 2(1) 電気自動車(EV) ── 騰勢拍車のEV相場に乗れ! ここから狙う「穴株セレクション8銘柄」 
 3(4) 全固体電池
 4(3) 再生可能エネルギー
 5(7) デジタルトランスフォーメーション(DX)
  ※カッコは前週の順位

株探ニュース
配信元: 株探

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