フリービット<3843>の2021年4月期通期の連結業績は、売上高が前期比2.3%減の54,000百万円、営業利益が同26.6%減の1,900百万円、経常利益が同31.5%減の1,700百万円、親会社株主に帰属する当期純損失が200百万円(前期は619百万円の損失)と減収減益を予想する。第1四半期は好業績で推移したものの、保守的な通期業績予想を据え置いた。
保守的な業績予想の背景には、1)コロナ禍の影響が不透明であること、2)中期事業方針「SiLK VISION 2020」が終了し拡大したポートフォリオの構造改革の時期を迎えていること、が挙げられる。コロナ禍の影響に関してはセグメントにより異なる。インフラテック事業のようにテレワーク普及により追い風となる事業もあれば、エドテック事業の研修サービスのように既にマイナスの影響が出ている事業もある。アドテク事業においては、広告業界全体としてコロナ禍の影響を見極めるために時間を要する見込みである。構造改革は、中期事業方針「SiLK VISION 2020」において獲得した「インフラ」と「プラットフォーム」の両ポートフォリオをwithコロナ時代に合わせ最適化するとともに、人的リソース・技術リソース・保有データなどを最大限に有効活用していくために、ポートフォリオを抜本的に見直す方針だ(後述)。既にヘルステック事業とエドテック事業のオフバランス(連結子会社から外すこと)の方針が発表されており、業績への影響は必至である。前期の2事業の業績は合計で、売上高9,418百万円、営業損失513百万円であった。進行期の事業別の計画は発表されていないが、弊社では一定の増益効果があると見込んでいる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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