決算好感で年初来高値更新、好業績期待を背景に上値追いの展開へ
時価総額:451億円
PER:33.17倍
PBR: 7.61倍
連結経営・会計システムのパッケージソフトの開発を手がけるディーバを中心として、AIやクラウドの技術を軸にビジネスインテリジェンス事業を展開するジールなど複数の連結子会社からなる持株会社。他に損益計算書や英文開示資料などの作成支援を行うインターネットディスクロージャーやアウトソーシング事業を展開するフィエルテなどがある。
業績面においては10/31に第1Q決算を発表し、売上高が前期比16.8%増収の37億円、営業利益が同35.3%増益の5.1億円と計画線上ながら高成長を維持。例年においては下期に業績を上方修正することが通例となっている。また、全事業セグメントで営業利益率が10%を超える高い収益性も魅力の一つと言える。さらに、今回は1:2の株式分割をあわせて発表しており、個人投資家からも好感されやすい決算発表になったとみられる。
株価は決算発表前に期待買いで上昇してきており、発表後も続伸して年初来高値を更新した。直近の決算発表では足元の数値が良くて売られ、悪くて買われるといった傾向がみられる中、素直に好感を呼んで上昇する任天堂パターン。決算材料を織り込んだ上での上値追いに期待。