「ICタグ」関連に風雲急 コンビニ・ドラッグストア向けで膨大な市場<注目テーマ>
1 RPA
2 セルフレジ
3 円高メリット
4 人工知能
5 5G
6 全固体電池
7 ブロックチェーン
8 再生医療
9 ドローン
10 量子コンピューター
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「ICタグ」が11位となっている。
ICタグは商品に貼付する小型の無線ICチップであり、RFID(無線自動識別)機能を持つものが普及している。構造的な人手不足にある小売・流通業界を中心に業務を大幅に効率化させるアイテムとして注目されている。
特に、最近では客が商品コードを自分でレジに読み取らせて支払いを行うセルフレジがスーパーを中心に普及期に入っており、客が商品の入ったかごをレジに置くだけで清算可能とするなどのIT化を推進するうえで、RFID機能を有するICタグは今後大きなカギを握る分野だ。直近は、セブン―イレブン・ジャパンがICタグを使って店舗での検品作業を大幅に効率化する方針にあることが27日付の日本経済新聞などを通じて伝わっており、これが関連株を強く刺激する格好となった。
大手コンビニエンスストア5社は、経済産業省と共同で2025年まで扱う商品すべてにICタグを貼付することを目指しており、市場の拡大余地は大きなものとなる。国内ドラッグストアなどもセルフレジ導入に積極的な姿勢をみせており、関連銘柄に吹く追い風は強い。
ICタグおよびセルフレジ関連をテーマに物色対象として注目される銘柄は、カーディナル<7855.T>やヴィンクス<3784.T>などを筆頭に、朝日ラバー<5162.T>、富士通フロンテック<6945.T>、高千穂交易<2676.T>、ソーバル<2186.T>、サトーホールディングス<6287.T>など。また、大手電機機器メーカーではオムロン<6645.T>やOKI<6703.T>などが同分野に注力しておりマークされる。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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