<動意株・24日>(大引け)=ITbook、セイノーHD、テリロジーなど
セイノーホールディングス<9076.T>=4日ぶりに急反発。SMBC日興証券は23日、同社株の投資評価「1」を継続し、目標株価を2200円から2300円に引き上げた。西濃運輸における4月の運賃単価が前年同月比7.7%上昇した。同証券では19年3月期の運賃単価を前期比3.0%上昇と予想していたが、今回5.5%に引き上げた。業界全体が売り手市場に変化するなか、「同社の収益率も中期的に改善が見込まれる」と指摘。同証券では、19年3月期の連結営業利益を前期比15%増の320億円(会社予想284億円)、20年3月期の同利益は今期推定比9%増の350億円と予想している。
テリロジー<3356.T>=後場後半に上昇加速。世界的にサイバー攻撃への警戒が高まるなか、情報セキュリティー関連企業への注目度が高まっている。同社はセキュリティー関連製品やIPサーバーなどの輸入販売を手掛けており、米新興メーカーの最新技術を取り扱っていることなどで注目度が高い。日本人の個人情報を集めたとみられる2億件以上のデータがダークウェブで販売されているとの報道などが、同社をはじめ関連株の株価を刺激している。
マネーフォワード<3994.T>=大幅高で3日続伸。同社はスマートフォン向けに家計簿アプリと企業向け会計システムを展開している。23日取引終了後、子会社マネーフォワードフィナンシャルを設立したことを発表、ブロックチェーン・仮想通貨に関するメディア事業と仮想通貨交換所の運営を手掛ける計画で、これを材料視する買いが集中している。株価は約1カ月にわたり5000円ラインを上限とするボックス相場が続いていたが、これを一気に離脱する動きとなった。
ソルクシーズ<4284.T>=急反発。同社は保険や証券など金融業界を主要顧客にシステム受託開発を展開しており、仮想通貨関連の一角としても注目度が高い。そうしたなか、23日取引終了後、資本・業務提携先の音声合成ソリューション開発会社であるエーアイが東証からマザーズ上場の承認を受けたことを発表、これを受けて株価が強く刺激される格好となった。
ファンドクリエーショングループ<3266.T>=急騰。同社が23日取引終了後、子会社ファンドクリエーションがmatsuritechnologies(マツリテクノロジーズ、東京都新宿区)と資本・業務提携契約を締結したと発表したことが買い材料視されている。 マツリテクノロジーズは、民泊業界でトップクラスの民泊運営管理システムを展開するほか、完全運用代行など民泊事業者向けの各種サービス事業を行っている会社。今回の提携で、ファンドクリエーションは民泊とマンスリー・マンションの運用を組み合わせたビジネスで協業するほか、民泊物件を対象としたファンドの開発を行う。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:minkabuPRESS
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