テーマ物色再燃にテクニカル良化が後押し
今期はこれまでの増収増益基調から一転して、人件費増やスマートフォンでのQRコード決済アプリ「PayB」の広告宣伝費などがかさむことに加えて、新サービス開発に伴う費用を見込んでおり、増収減益計画が投資家の嫌気売りを誘発。しかしながら、昨今の決済に伴うペーパーレス化の流れをうけて事業環境に追い風が吹いている状況には変わりはなく、先行投資が結実するのにもそれほど時間はかからないだろう。先週末の1Q決算では堅調な四半期業績が確認された。
株価は先週末の1Q決算を好感して見直し買いが進み、後場にはストップ高張り付きとなった。本日は利益確定売りが先行する見込みだが、中長期の観点からは良い押し目が狙える好機に。朝方の売り物をこなした後に昨日のVWAPは5237円を上抜けてくるようであれば、一目均衡表の雲抜け期待などのテクニカル好転が追い風となって一段高が期待できそう。すでにトレンドは転換し、5150円付近の攻防戦を制すれば3月高値の6340円更新も狙えそうだ。
業種:情報・通信業
時価総額:176.6億円
PER:160.59倍
PBR:9.54倍
10:50追記 ほぼ押し目を作らずに、前場も続伸。このままの水準を維持できるようであれば、上記に書いたよう6340円更新も視野に入る。