【売り】リネットジャパングループ(3556)戻り鈍く上場来安値更新も視野に◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

戻り鈍く上場来安値更新も視野に

ネットリユース事業の「NET OFF」と、ネットリサイクル事業の「ReNet」を運営している。取扱商品は、中古本、CD、DVD、ゲームソフトを中心に、ブランド品、貴金属、携帯電話など多岐にわたる。

2月13日の決算、18年9月期第1四半期の連結経常損益は7500万円の損失と、前年同期300万円の黒字から赤字に転落した。
買取繁忙期における広告宣伝費を中心とする商材獲得コストの適正投入、粗利率など価格管理面の安定維持、セット品やホビー品など高収益商材の取扱い強化などの施策を実行したが、アマゾン販売手数料の値上げや本社移転費用等により、減益となったことが要因。
2月13日にカンボジアのチャムロン社を子会社化し、自動車関連領域や金融関連領域に戦略的に取り組んでいく。

チャート面では日足において一目均衡表の抵抗帯(雲)を下抜けて以降、戻りが弱い印象。前回安値466円を下回れば、上場来安値更新も想定される。

業種：小売業
時価総額：47.33億円
PER：42.86倍
PBR：5.51倍