大引けの日経平均は前日比72.42円高の23639.46円となった。東証1部の売買高は9億4331万株、売買代金は1兆8718億円だった。セクター別では、鉄鋼、鉱業、海運業、空運業、保険業などが上昇率上位となった一方、前日比でマイナスとなったのは精密機器およびその他製品の2業種のみだった。東証1部の値上がり銘柄は71%、対して値下がり銘柄は全体の25%であった。
個別では、ニトリによる買収検討報道を受けた島忠<8184>がTOB価格引き上げへの思惑から14%高と急伸した。また、業績および配当予想の引き上げがポジティブ視されたソフトクリエHD<3371>、固定費の圧縮効果なども加わり上半期業績予想が想定以上の上方修正につながったローム<6963>、同様に業績予想の上方修正や決算関連の開示が好感されたタカラバイオ<4974>、GenkyDrugStores<9267>、ノジマ<7419>、KOA<6999>などが大幅高となった。そのほか、国内証券による目標株価引き上げが好感された日本製鋼所<5631>やビックカメラ<3048>も大きく買われた。
東証1部の売買代金上位では、トヨタ<7203>、NTTドコモ<9437>、ソフトバンク<9434>、KDDI<9433>、JR東日本<9020>、三菱UFJ<8306>、島忠、ファナック<6954>、ダイキン<6367>、良品計画<7453>などが上昇した。一方、任天堂<7974>、ソニー<6758>、ファーストリテイリング<9983>、キーエンス<6861>などは下落となった。
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