大引けの日経平均は前日比176.71円高の30500.05円となった。東証1部の売買高は15億
9933万株、売買代金は4兆3205億円だった。引けにかけて英FTSE社が算出する株価指数の見直しに絡んだリバランス需要が発生した。業種別では、海運業、空運業、サービス業が上昇率上位だった。一方、鉄鋼、非鉄金属、不動産業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の65%、対して値下がり銘柄は29%となった。
個別では、郵船<9101>、川崎船<9107>、商船三井<9104>といった海運株や、レーザーテック<6920>、エムスリー<2413>といった値がさハイテク株の一角で堅調ぶりが目立った。ソフトバンクG<9984>、キーエンス<6861>、トヨタ自<7203>、東エレク<8035>
もしっかり。来年3月に水素発電所を稼働すると発表したイーレックス<9517>、自社株買い実施のジョイ本田<3191>、決算発表のアスクル<2678>や業績上方修正のオープンハウス<3288>が買われ、クロスキャット<2307>はストップ高水準で取引を終えた。一方、転換社債型新株予約権付社債(CB)の発行を発表した日本製鉄<5401>は6%近い下落となり、サインポスト<3996>などとともに東証1部下落率上位にランクイン。JR西
<9021>、ダイキン<6367>、JFE<5411>も軟調で、ファーストリテ<9983>は小安く引けた。
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