■クルーズ <2138> 802円 (+102円、+14.6%)
クルーズ <2138> [東証S]が急反騰。同社は2日、GameFi分野に本格参入すると発表しており、これが材料視されたようだ。GameFiとは、「Game」と「Finance」をかけ合わせた造語で、 ブロックチェーン技術を基盤とし、プレーすることでプレイヤーが経済的なインセンティブを得ることができるゲームサービス。同事業はグループのCROOZ Blockchain Labが担当し、グループで培ってきたゲーム事業に関する企画や運営などのノウハウをもとに、世界市場に向けてブロックチェーンゲームの企画・開発を行うとしている。
■ダイオーズ <4653> 1,497円 (+187円、+14.3%)
東証プライムの上昇率トップ。ダイオーズ <4653> [東証P]が急反騰。同社は1日、MBOの一環として投資ファンドのインテグラル(東京都千代田区)が持ち分の100%を所有するボイジャーがダイオーズに対してTOBを実施することを発表。TOB価格を1株1500円としていることから、これにサヤ寄せする格好となった。買い付け予定数は735万4794株(下限287万5181株、上限設定なし)で、買い付け期間は2日から10月18日まで。なお、TOB成立後に同社株は上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所は2日付で監理銘柄(確認中)に指定している。
■WSCOPE <6619> 2,479円 (+127円、+5.4%)
東証プライムの上昇率3位。ダブル・スコープ <6619> [東証P]が3日続急伸。東京証券取引所が2日売買分から、信用取引による新規の売り付け及び買い付けに係る委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)とする信用取引の臨時措置を解除すると発表しており、短期資金の流入が再び活発化するとの思惑が働いたようだ。また、日本証券金融も2日から貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分にかかる銘柄別増担保金徴収措置を解除すると発表している。
■FPG <7148> 1,291円 (+52円、+4.2%)
東証プライムの上昇率4位。FPG <7148> [東証P]が大幅反発し年初来高値を更新。1日の取引終了後、脱炭素社会への移行に貢献する「トランジション・ファイナンス」の一環として、新たにコンテナ船15隻(総額約2050億円)を対象とした大型案件を受注したと発表しており、これが好感された。本件の対象となるコンテナ船は、LNG燃料とディーゼル燃料の双方を切り替えて運転可能なデュアルフューエルエンジンや、停泊時に船舶の発電機エンジンを停止できる陸上電力供給システムを搭載し、地球温暖化や大気汚染の原因となる温室効果ガスなどの排出量の大幅な削減を実現する最新鋭のエコシップ。同社は、環境負荷を低減する技術を採用した航空機・船舶を対象としたトランジション・ファイナンスに積極的に取り組んでおり、第1弾としてコンテナ船18隻(総額2500億円)を対象としたリースファンド事業案件を受注しているが、今回新たに、コンテナ船15隻を対象とするリースファンド事業案件を受注したとしている。なお、同件による22年9月期業績予想への変更はない。
■鴻池運輸 <9025> 1,350円 (+43円、+3.3%)
鴻池運輸 <9025> [東証P]が大幅高で3日ぶりに反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が1日付で投資判断「オーバーウエイト」を継続し、目標株価を1600円から2000円へ引き上げたことが好材料視された。23年3月期第1四半期(4-6月)営業利益は34億円となり、空港関連業務が営業赤字だったにも関わらず、コロナ禍前の19年3月期第1四半期実績33億円を上回ったことから、同証券ではコロナ禍で実施した構造改革の効果を確認できたと評価。これを踏まえ、23年3月期営業利益予想を116億円から121億円へ上方修正した。また、第3四半期以降は入国制限の緩和によるエアラインの就航率の回復と、それに伴う業績改善を想定。中期的には、構造改革の効果とリオープニングによる業績拡大が続くと予想している。
■リンクユー <4446> 807円 (+26円、+3.3%)
Link-U <4446> [東証P]が大幅続伸。1日夜の日本経済新聞電子版で「ブロックチェーンゲームを開発するハッシュパレット(東京・港)は1日、遊んで稼ぐ『Play to Earn(プレイトゥアーン)』型のゲームで利用できるトークンを大手暗号資産(仮想通貨)交換業者ビットフライヤー(同)に上場すると発表した」と報じられたことを受けて、HashPalette(ハッシュパレット)に出資するリンクユーへの関心が高まったようだ。記事によると、上場するのはブロックチェーンゲーム「エルフマスターズ」の運営管理に使うトークンで、23年上期の上場を目指すとしている。
■うるる <3979> 1,338円 (+41円、+3.2%)
うるる <3979> [東証G]が大幅反発。1日の取引終了後、同社が運営する官公庁・自治体・独立行政法人向け購買調達サービス「調達インフォ」の利用機関数が8月末時点で1000機関を突破したと発表しており、これが好感された。「調達インフォ」は、19年にサービスの提供を開始した、全国約8000機関以上の入札案件・落札情報を、官公庁や自治体の調達担当者が無料で閲覧し、情報収集できるサービス。クローズドな状態になっていた他の自治体の先進的な事例や、適切な調達に必要な仕様書の条件を各自治体の調達担当者が確認できる状態にすることで、担当者の情報収集や業務の効率化を図るサービスとして利用機関を増やしている。
■ブティックス <9272> 2,456円 (+74円、+3.1%)
ブティックス <9272> [東証G]が大幅高で3日ぶりに反発。1日の取引終了後、建設業者向け受発注マッチングプラットフォームを運営するツクリンクと業務提携したと発表しており、これが好材料視された。今回提携により、事業拡大や事業承継を考えるツクリンクの顧客に対して、M&Aマッチング支援を提供することで、建設業者が抱える課題の解決を図るのが狙い。なお、23年3月期業績への影響は軽微としている。
■フォースタ <7089> 3,010円 (+79円、+2.7%)
フォースタートアップス <7089> [東証G]が反発。2日午前10時ごろ、京都市から「令和4年度『戦略的首都圏企業連携推進業務』企画・運営業務」を受託したと発表しており、これが好感された。京都市の「戦略的首都圏企業連携推進業務」は、首都圏企業に対して京都市が「ビジネス都市」であることを認知させ、スタートアップをはじめとした首都圏企業の京都進出を促進することを目的に行われるもの。今回の受託により、同社は取り組みの一環として、スタートアップ向けに京都市でビジネスを行う魅力が分かるハイブリッドセミナーを開催するとしている。
■アルゴグラフ <7595> 3,920円 (+90円、+2.4%)
アルゴグラフィックス <7595> [東証P]が3日ぶりに反発。1日の取引終了後、北海道北見市の北見ハイテクパークに建設を予定しているデータセンターを中心とした複合施設について、仮契約を締結したと発表しており、これが好材料視された。複合施設では、データセンターの建設及びグループのサテライトオフィス、顧客向けのセミナー会議用施設などの建設を計画。データセンターでは、冷涼地の利を生かしてサーバールーム冷却に必要な電力を削減し、更に電力源として水素利用を検討するなど、徹底したカーボンニュートラルを目指すのが特徴という。取得土地価額は約2億円。なお、今回の土地取得による23年3月期業績への影響は軽微としている。
■大成ラミック <4994> 2,857円 (+67円、+2.4%)
大成ラミック <4994> [東証S]が3日ぶりに反発。2日午後2時ごろ、マレーシア連結子会社の保有株80.2%をストレッチフィルム製造のSCIENTEX社(マレーシア)へ譲渡すると発表しており、これが好感された。譲渡価格は約19億7907万円。更に、マレーシアに販売及びソリューションサービスに特化した子会社を設立し、現地生産から現地調達へ移行するとした。なお、同件が23年3月期の連結業績に与える影響は精査中としている。
■アニコムHD <8715> 642円 (+13円、+2.1%)
アニコム ホールディングス <8715> [東証P]が3日ぶりに反発。同社は1日、ペットオーナー向けの先進的な防災サービスの開発に向けて、東京海上ホールディングス <8766> [東証P]傘下の東京海上日動火災保険と戦略的パートナーとして提携したと発表。アニコムHDが持つペット領域における知見やネットワークと、東京海上日動が持つ防災領域におけるネットワークやリスクマネジメントに関するノウハウを活用。主な協業内容としては、個人向けの「ペットオーナー向け避難支援サービス」「ペットオーナー向け防災教育サービス」「ペット同行可能な避難所の検索・案内サービス」のほか、事業者向けでは「避難ルートに関する情報提供」「ペット事業者向け災害アラートの発信サービス」の開発を進めるとしている。
■三越伊勢丹 <3099> 1,128円 (+22円、+2.0%)
三越伊勢丹ホールディングス <3099> [東証P]が4日続伸し年初来高値を更新。1日の取引終了後に発表した8月度の売上速報で、国内百貨店合計の売上高が前年同月比46.5%増となり、12ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。 新型コロナウイルス感染拡大の影響は限定的で、高額品への購買意欲が高かったという。また、同様に8月の売上高が前年を上回ったJ.フロント リテイリング <3086> [東証P]、高島屋 <8233> [東証P]、松屋 <8237> [東証P]、エイチ・ツー・オー リテイリング <8242> [東証P]も堅調な動きとなった。
■WA <7683> 2,454円 (+40円、+1.7%)
ダブルエー <7683> [東証G]が3日ぶりに反発。1日の取引終了後に発表した8月度の単体売上高(速報値)が前年同月比21.3%増となり、6ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。新型コロナウイルスの感染再拡大の影響は残っているものの、都心部を中心に集客が好調で、お盆期間以降も大きく落ち込むことなく月末まで推移した。特に「跳べるパンプス」シリーズを中心とした新作商品の立ち上がりが順調であり、販売単価の向上にも寄与した。
■ウエルシア <3141> 2,974円 (+47円、+1.6%)
ウエルシアホールディングス <3141> [東証P]が続伸。同社は1日取引終了後、イオン九州 <2653> [東証S]と合弁会社「イオンウエルシア九州」を設立したと発表しており、今後の展開が期待されたようだ。新会社の出資比率はイオン九州が51%、ウエルシアHDが49%。生鮮・デリカを含む食料品及び医薬品・化粧品・雑貨の販売、調剤薬局の運営などを手掛けるとしている。
■東京通信 <7359> 1,122円 (+18円、+1.6%)
東京通信 <7359> [東証G]が7日ぶりに反発。1日の取引終了後、家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」向けのゲームコンテンツとして、9月1日に「みんなの!小学生あるある探し」を配信したと発表。これが材料視されたようだ。同社は今年7月にニンテンドースイッチへのゲームコンテンツの配信を開始した。今回は、その第2弾になるという。
■アエリア <3758> 418円 (+6円、+1.5%)
アエリア <3758> [東証S]が3日ぶりに反発。1日の取引終了後、子会社サイバードがWeb3.0領域でのビジネス展開の拡大を目指してmicroverse(東京都渋谷区)と業務提携したと発表しており、これが好感された。サイバードが従来から提供しているファンロイヤル化支援サービス「FaneX」の一環として、microverseの NFTの発行/販売/管理、コミュニティー運用に必要な機能とAPIが揃った開発支援サービス「Stella」並びにLINE Blockchainを活用したNFT配布サービスを活用して、Web3時代のファンと企業間の新たな関係構築支援を行うのが狙い。今後サイバードは、microverseの「Stella」やLINE Blockchainを活用したNFTの販売・配布のほか、グッズとNFTあるいは検定とNFTなど、多様な利用方法の提案などを行うとしている。
■大和コン <3816> 1,007円 (+11円、+1.1%) 一時ストップ高
大和コンピューター <3816> [東証S]が反発、一時ストップ高となった。同社は基幹系ソフトの開発や導入コンサルティング事業を手掛け、クラウド分野を強化し農業分野のデジタルトランスフォーメーション(DX)などに注力している。1日取引終了後、JETRO「日ASEANにおけるアジアDX促進事業」に、インドネシアにおける「農家の信用スコアリングを軸としたデジタル農協プラットフォーム構築事業」が初採択されたことを発表、これが株価を刺激する格好となった。
※2日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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