ＳＲＥＨＤ、今期経常を3％上方修正・最高益予想を上乗せ

　ＳＲＥホールディングス <2980> [東証Ｐ] が3月31日大引け後(15:00)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の15億円→15.4億円(前期は13億円)に2.7％上方修正し、増益率が15.4％増→18.5％増に拡大し、従来の6期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の8億円→8.4億円(前年同期は9.9億円)に5.0％増額し、減益率が18.9％減→14.9％減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　AI/ITテクノロジーを活用して企業の業務効率化や課題解決を行うAIクラウド＆コンサルティングセグメントにおいて、利益水準を意識したクラウドソリューションのオペレーション改善や一部プロダクトの値上げに伴う収益確保、アナリティクス&トランスフォームの案件獲得伸長等を通じて、セグメントの売上・利益ともに期初計画を上回る見込みとなりました。　またテクノロジーの積極導入によりオペレーションを高度化・効率化した不動産事業を展開する不動産テックセグメントにおいて、当期中の立ち上げを計画しておりましたSREアセットマネジメント株式会社による不動産ファンド組成に伴い、当社保有アセットの一部を本ファンドに対して売却することで、売上高・利益ともに期初計画を上回る見込みとなりました。　加えて、当社の持分法適用関連会社であったDORIRU株式会社 (旧 ギグセールス株式会社)を第2四半期において連結子会社化したことに伴い、段階取得に係る差益を特別利益として計上したことから、親会社株主に帰属する当期純利益が増加しました。　なお、当期はアセットマネジメント事業立上げに向けた初期投資の他、来期以降の成長を加速させるため、DXソリューションの企画/開発やその体制強化のための人材獲得など、先行投資を追加的に実施しております。今般の営業利益他の上方修正は、これら追加投資を加味したものとなっております。 　以上の結果、売上高・営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益・１株当たり当期純利益の予想値を上方修正いたします。（業績等の予想に関する注記事項）本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。