大引けの日経平均は前日比10.91円安の23422.82円となった。東証1部の売買高は9億3203万株、売買代金は1兆9325億円だった。セクター別では、医薬品や水産・農林、食料品、陸運業、パルプ・紙などが下落率上位だった一方、海運業、鉄鋼、情報・通信、輸送用機器、機械などが上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の53%、対して値上がり銘柄は41%であった。
個別では、仏食品大手ダノンが保有する全株式6.61%を売却すると発表したことが嫌気されたヤクルト本社<2267>が窓をあけて急落したほか、第1四半期の大幅減益決算がネガティブ視された東海ソフト<4430>も大幅に下落した。一方、クラウドインテグレータの潜在成長力を評価して国内大手証券が投資判断を引き上げたコムチュア<3844>が大幅高となったほか、同様に成長ポテンシャルが評価され、投資判断の引き上げがあった、くら寿司<2695>も大きく反発した。また、巣ごもり需要や衛生関連商品、内食・中食需要を想定以上に取り込むことができたして、非開示だった通期業績予想が大幅増益となったオリンピックG<8289>、新型コロナウイルス感染症予防対応の多言語動画制作サービスを開始したと発表した、ぐるなび<2440>なども大きく上昇した。
東証1部の売買代金上位では、買い戻しが優勢となったNTT<9432>が3%高となったほか、KDDI<9433>、東京エレクトロン<8035>、Zホールディングス<4689>などが大きく上昇した。また、ソフトバンクグループ<9984>、任天堂<7974>、トヨタ<7203>なども上昇となった。一方。ヤクルト本社のほか、ソニー<6758>、ファーストリテ<9983>、ソフトバンク<9434>、武田薬品<4502>、ダイキン工業<6367>などは下落した。
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