決算マイナス・インパクト銘柄・引け後 … ファーマＦ、インスペック、ＨＥＲＯＺ (3月6日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある銘柄である。株価が決算発表前日の3月5日から6日の決算発表を経て9日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.1　ＨＥＲＯＺ <4382>
　20年4月期第3四半期累計(19年5月-20年1月)の経常利益(非連結)は前年同期比26.8％減の2億7000万円に減り、通期計画の5億1000万円に対する進捗率は52.9％にとどまり、さらに前年同期の88.9％も下回った。

▲No.2　インスペック <6656>
　20年4月期の連結経常利益を従来予想の2億9000万円→9300万円(前期は2億8100万円)に67.9％下方修正し、一転して66.9％減益見通しとなった。

▲No.3　アスカネット <2438>
　20年4月期第3四半期累計(19年5月-20年1月)の経常利益(非連結)は前年同期比7.3％減の6.5億円に減ったが、通期計画の8.2億円に対する進捗率は78.5％となり、5年平均の80.2％とほぼ同水準だった。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<4382> ＨＥＲＯＺ 　　東１ 　 -23.75 　　3/ 6　　　3Q　　　-26.83
<6656> インスペック 　東２ 　 -22.93 　　3/ 6　　　3Q　　　-57.22
<2438> アスカネット 　東Ｍ 　 -21.34 　　3/ 6　　　3Q　　　 -7.26
<3903> ｇｕｍｉ 　　　東１ 　 -21.17 　　3/ 6　　　3Q　　　　黒転
<2929> ファーマＦ 　　東２ 　 -20.08 　　3/ 6　　上期　　　　赤拡

<3854> アイル 　　　　東１ 　 -17.98 　　3/ 6　　上期　　　224.21
<7435> ナ・デックス 　ＪＱ 　 -14.54 　　3/ 6　　　3Q　　　-30.00
<3770> ザッパラス 　　東１ 　 -13.68 　　3/ 6　　　3Q　　　　赤縮
<8917> ファースト住 　東１ 　 -13.44 　　3/ 6　　　1Q　　　-37.56
<7605> フジコーポ 　　東１ 　 -13.11 　　3/ 6　　　1Q　　　-12.18

<3733> ソフトウェア 　ＪＱ 　 -11.48 　　3/ 6　　　1Q　　　 31.60
<7901> マツモト 　　　ＪＱ 　 -10.76 　　3/ 6　　　3Q　　　　赤縮
<3193> 鳥貴族 　　　　東１ 　 -10.47 　　3/ 6　　上期　　　295.29
<6040> 日本スキー 　　東Ｍ　　 -9.96 　　3/ 6　　上期　　　 27.85
<4996> クミアイ化 　　東１　　 -8.68 　　3/ 6　　　1Q　　　-15.81

<7279> ハイレックス 　東２　　 -7.52 　　3/ 6　　　1Q　　　-18.49
<9678> カナモト 　　　東１　　 -6.86 　　3/ 6　　　1Q　　　　8.90
<2353> 日本駐車場 　　東１　　 -6.15 　　3/ 6　　上期　　　 -6.17
<3248> アールエイジ 　東２　　 -5.38 　　3/ 6　　　1Q　　　-22.30

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした9日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース