日経平均株価
始値 27686.01
高値 27720.27(09:02)
安値 27444.13(12:37)
大引け 27501.86(前日比 -100.91 、 -0.37% )
売買高 11億8791万株 (東証プライム概算)
売買代金 2兆7304億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は反落、朝高後に値を消しマイナス圏へ
2.米CPIは事前予想上回るも、米株市場は高安まちまち
3.円安を追い風に寄り付き買い先行も、その後は次第安
4.米金融引き締め長期化を警戒、アジア株下落も重荷に
5.半導体関連が軟化し、鉄鋼やメガバンクは堅調な動き
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比156ドル安と3日ぶりに反落した。CPIの上昇率が市場予想を上回ったことでFRBによる利上げ継続の観測が警戒された。
東京市場では、朝方は買い優勢で日経平均株価が高く始まったものの、その後に軟化した。ただ、下値抵抗力も発揮し後場は下げ渋っている。
15日の東京市場は、目先利益確定の売りがかさみ、日経平均は反落した。朝方は高く始まったものの買いは続かず、上値の重い地合いだった。前日の米国株市場では、注目された1月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る強い内容だったことで、NYダウは下値を探る展開を余儀なくされたが、ナスダック総合株価指数は高く引けるなどまちまちの動きとなった。ただ、東京市場では朝方こそ強気が優勢だったが、上値を積極的に買い進む動きには発展しなかった。米金融引き締めが長期化する可能性が高まったことを警戒する形で買いが手控えられている。アジア株市場が総じて軟調だったことも嫌気された。一方、外国為替市場で1ドル=133円台に入るなどドル高・円安に振れたことは、輸出株中心に追い風材料となり日経平均の下値を支えた。
個別では、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連が朝高後に値を消し、シマノ<7309>が大幅に下落、リクルートホールディングス<6098>も下値模索を続けた。ソフトバンクグループ<9984>が冴えず、キーエンス<6861>、SMC<6273>なども売られた。ダイヤモンドエレクトリックホールディングス<6699>がストップ安となったほか、ソースネクスト<4344>、エムアップホールディングス<3661>などが急落した。
半面、日本製鉄<5401>が活況高となり、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも堅調。ファーストリテイリング<9983>もしっかり。ルネサスエレクトロニクス<6723>の上値追いが続いている。円谷フィールズホールディングス<2767>が値を飛ばし、チェンジ<3962>も急伸。アウトソーシング<2427>はストップ高となった。CAC Holdings<4725>、ギフティ<4449>なども大幅高に買われた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、アドテスト <6857>、東京海上 <8766>、コナミG <9766>、JT <2914>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約30円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はリクルート <6098>、SBG <9984>、ダイキン <6367>、テルモ <4543>、東エレク <8035>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約55円。
東証33業種のうち上昇は9業種。上昇率の上位5業種は(1)保険業、(2)鉄鋼、(3)銀行業、(4)ガラス土石製品、(5)非鉄金属。一方、下落率の上位5業種は(1)サービス業、(2)精密機器、(3)不動産業、(4)機械、(5)倉庫運輸関連。
■個別材料株
△ルーデン <1400> [東証G]
上限130万株の自社株買いを実施へ。
△ロボホーム <1435> [東証P]
前期最終益の計画上振れ着地と今期増益予想を好感。
△アウトソシン <2427> [東証P]
今期も経常6割増益で過去最高大幅更新へ。
△グッドライフ <2970> [東証S]
23年12月期は営業利益75%増を見込む。
△cotta <3359> [東証G]
BtoB強化奏功し第1四半期営業利益34%増。
△日本ペHD <4612> [東証P]
コンセンサス上回る今期最終益予想をポジティブ視。
△ファンペップ <4881> [東証G]
尋常性乾癬を対象とする抗体誘導ペプチドの治験で良好な結果。
△東邦金 <5781> [東証S]
新技術開発で核融合科学研究所と新たな契約締結。
△キャリア <6198> [東証G]
第1四半期営業利益4.6倍で通期計画に対する進捗率は85%。
△マイクロアド <9553> [東証G]
10~12月期最終益の高進捗率を好感。
▼フロンテオ <2158> [東証G]
23年3月期営業損益予想を赤字に下方修正。
▼ダイヤHD <6699> [東証P]
23年3月期は一転最終赤字に転落の見通し。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)円谷フィHD <2767>、(2)チェンジ <3962>、(3)アウトソシン <2427>、(4)CAC <4725>、(5)ロボホーム <1435>、(6)FFJ <7092>、(7)ギフティ <4449>、(8)ワイヤレスG <9419>、(9)河西工 <7256>、(10)ツバキナカ <6464>。
値下がり率上位10傑は(1)ダイヤHD <6699>、(2)ソースネクス <4344>、(3)インフォMT <2492>、(4)エムアップ <3661>、(5)KPPGHD <9274>、(6)ブイキューブ <3681>、(7)オプティム <3694>、(8)ピアラ <7044>、(9)フォスター <6794>、(10)日機装 <6376>。
【大引け】
日経平均は前日比100.91円(0.37%)安の2万7501.86円。TOPIXは前日比5.35(0.27%)安の1987.74。出来高は概算で11億8791万株。東証プライムの値上がり銘柄数は624、値下がり銘柄数は1127となった。東証マザーズ指数は765.07ポイント(7.39ポイント安)。
[2023年2月15日]
株探ニュース
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